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携帯音楽プレイヤーというのはありがたいものです。野外に音楽を持ち出し、ほっと一息ついた時などに、心から楽しむことができます。都会では、イヤホンから洩れるシャカシャカ音がうるさいとかなんとか、とかくやり玉に挙げられることが多いようですが、なに、要するに混雑のストレスが人でなくモノに向けられているだけの話、その昔のカセット・ウォークマンから最近の携帯電話まで、とかく批判されてきたものです。その点、田舎の畑や農道では、誰に気兼ねする必要もありません。
ロッシーニの「弦楽のためのソナタ」、第1番から第6番まで、シンプルな優美さと美しさを持った音楽です。作曲者が12歳のときの作品だそうで、今ならば小学校六年生くらいでしょうか。たしかに、早期教育を受けた小学生ならば、大人顔負けの作品を創作して見せることはありえます。小学校高学年は、意識の上では「小さな大人」とでも言うべき時代で、ここから中高生時代の混沌を経て、ハイティーンあたりから20代にかけて、自分なりの価値観を形作るものかと思います。そしてこの混沌の年代には、かつての自分の作品を否定し、新たな価値を作ろうともがくのですね。これは、ロッシーニ自身が一度は否定した、いわば「小さな大人」の時代の作品というべきでしょう。
CDは DENON の COCO-70512~3 という型番で、クレスト1000シリーズ中の二枚組です。演奏はイタリア合奏団で、1987年の7月~8月、イタリアのコンタリーニ宮で収録されたデジタル(PCM)録音です。録音された音はたいへん自然で明瞭なもので、1950~60年代前半のステレオ録音と比較すると、ふわっとした柔らかい高音や、明瞭できれの良い低音などの点で、格段の相違です。
ロッシーニの「弦楽のためのソナタ」、第1番から第6番まで、シンプルな優美さと美しさを持った音楽です。作曲者が12歳のときの作品だそうで、今ならば小学校六年生くらいでしょうか。たしかに、早期教育を受けた小学生ならば、大人顔負けの作品を創作して見せることはありえます。小学校高学年は、意識の上では「小さな大人」とでも言うべき時代で、ここから中高生時代の混沌を経て、ハイティーンあたりから20代にかけて、自分なりの価値観を形作るものかと思います。そしてこの混沌の年代には、かつての自分の作品を否定し、新たな価値を作ろうともがくのですね。これは、ロッシーニ自身が一度は否定した、いわば「小さな大人」の時代の作品というべきでしょう。
CDは DENON の COCO-70512~3 という型番で、クレスト1000シリーズ中の二枚組です。演奏はイタリア合奏団で、1987年の7月~8月、イタリアのコンタリーニ宮で収録されたデジタル(PCM)録音です。録音された音はたいへん自然で明瞭なもので、1950~60年代前半のステレオ録音と比較すると、ふわっとした柔らかい高音や、明瞭できれの良い低音などの点で、格段の相違です。
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