実際の所、琉球の近世にホウオウボクはなかった。ゆえに【テンペスト】はでたらめな時代考証が結構ある、という事になる。戦後海外から輸入された樹である。だから時代設定としては「あらおかし」の南洋桜/鳳凰木だが、こう満開に咲いている姿はなぜかこころをときめかせる。鮮やかなオレンジ色である。太陽の色が街路樹として目を楽しませる。今朝写真に撮ってきたのを紹介したい。
≪街路樹としてとても素敵な雰囲気、青空に . . . 本文を読む
6月に出版予定だとお聞きしていた待望の新作組踊続10番の誕生である。今日、【花染ぬ手布】-遊女(ジュリ)の表象のリハに行く際、郵便箱を覗くと、著者贈呈で送られてきたのが【真北風が吹けば】(まにしがふけば)である。オレンジ色の装丁に帯の色が黄色で太陽のイメージがする。日本語訳を見ると急いで校正した様子が伺えるが、なかなかいい書だ。お値段も2、000円で求めやすい。多くの方に読んでほしい沖縄の詩劇であ . . . 本文を読む