志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

東アジア共同体研究所(EACI) News Weeky Vol.082 「うつ人もうたるる人もあぢきなし(勝海舟)」】

2016-08-07 06:17:18 | アジアの過去・現在・未来
 

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8月5日 (2 日前)
 
 
 
 
 
 
 
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    EACI News Weekly 第82号(8月5日号)
   東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
    http://eaci.or.jp/

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 【目次】

 【1】《今週のニュース 7/30-8/5》
  政治(2)、経済(2)、国際(3)、社会(3)

 【2】《UIチャンネル放送予告 No.163》
 第163回UIチャンネル放送 LIVE放送「時事放談」 高野孟氏(ジャーナリスト)
 http://ch.nicovideo.jp/eaci/blomaga/ar1079438

 【3】《EACIレポート》
  友愛ブックレット第5弾「習近平体制の真相に迫る」が発売開始!
  著者:鳩山 友紀夫、徐 静波、岡田 充、村田 忠禧、高野 孟
  編集:東アジア共同体研究所
  www.amazon.co.jp/dp/4763407805

 【4-1】《研究員コラム》
  瑞慶覽長敏(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター事務局長)
 「事務局長日記no.8」

 【4-2】《研究員コラム》
  緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
  「うつ人もうたるる人もあぢきなし(勝海舟)」
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【1】《今週のニュース 7/30-8/5》
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【政治】
■「安保法の新任務へ万全の態勢」稲田防衛相、辺野古は唯一
 (共同通信 2016.8.4)
http://this.kiji.is/133898922727540215?c=395467183462401

■稲田朋美・新防衛相は「網タイツの女王」 韓国メディアは「強硬右派」と警戒
 (ハフィントン・ポスト 2016.8.3)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/02/tomomi-inada_n_11310158.html

【経済】
■米共和党 下院議長 TPP修正必要 現状では採決せず
 (NHK 2016.8.5)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160805/k10010622511000.html
■超長期社債ブーム曲がり角か、緩和政策継続に限界との見方-金利上昇
 (ブルームバーグ2016.8.5)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-04/OBDBCX6S972H01

【国際】
■南シナ海判決「尊重されるべき」 オバマ大統領が初言及
 (朝日新聞 2016.8.3)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8255XGJ82UHBI016.html

■シリア反体制派の拠点アレッポに迫る人道危機
 (Newsweek/リチャード・ホール 2016.8.4)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5601_1.php

■北朝鮮、弾道ミサイルを2発発射か 1発は日本海へ
 (CNN 2016.8.3)
http://www.cnn.co.jp/world/35086907.html

【社会】
■砂利搬入続く 北部ヘリパッド建設 市民ら2カ所で抗議
(琉球新報 2016.8.1)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-327189.html

■「沖縄の実情訴える」 伊波洋一氏が初登院
 (琉球新報2016.8.1)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-327190.html

■沖縄ヘイトを考える(上)差別主義者のはけ口に 勢い増す地域分断の動き
(沖縄タイムス2016.8.1)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/55260

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【2】第163回UIチャンネル放送 LIVE放送「時事放談」
   高野孟氏(ジャーナリスト)
    http://ch.nicovideo.jp/eaci/blomaga/ar1079438
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8月8日(月)20時からの第163回UIチャンネル放送は、「高野孟の時事放談」を生放送でお送り致します。

<主なテーマ>
・東京都知事選挙
・参議院選挙
・アメリカ大統領選挙
・2020年東京五輪
・福島第一原発「凍土壁の失敗」

番組内では質問を受け付けておりますので、コメント欄またはinfo@eaci.or.jpまでお寄せ下さい。

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 【3】《EACIレポート》
     友愛ブックレット第5弾「習近平体制の真相に迫る」が発売開始!
     著者:鳩山 友紀夫、徐 静波、岡田 充、村田 忠禧、高野 孟
     編集:東アジア共同体研究所
     www.amazon.co.jp/dp/4763407805
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友愛ブックレット第5弾となる「習近平体制の真相に迫る」(花伝社)を発売いたしました。
詳細は以下をご覧ください。

●目次●
第1章 習近平「腐敗撲滅」大作戦の壮絶な闘い
徐静波+鳩山友紀夫+高野孟(15年6月8日放送分)

第2章 悪いことはすべて「中国のせい」にしていいのか?
徐静波+鳩山友紀夫+ 高野孟(16年2月15日放送分)

第3章 「南シナ海をめぐる米中確執の深層」
岡田充+高野孟(16年1月18日放送分)

第4章 日中領土問題の起源/公文書が語る不都合な真実
村田忠禧+鳩山友紀夫(15年2月2日放送分)

第5章 米中関係の進展に乗り遅れる?安倍政権
村田忠禧+鳩山友紀夫(15年10月12日放送分)

ご購入はコチラから→
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【4-1】《研究員コラム》
瑞慶覽長敏(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター事務局長)
「事務局長日記no.8」
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794万人、167万人、6022億円。
これは沖縄県が発表した数字だ。本日の沖縄タイムス、琉球新報に掲載されている。

794万人が昨年度(平成27年度)沖縄を訪れた観光客の数。
167万人は、そのうちの外国人観光客の数。
6022億円が、その年の観光収入だ。

1972年度の観光客総数が56万人だったことを考えると、794万人はものすごい数字だ。
また、OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は、5年後の2020年辺りで1千万人達成、観光収入1兆円達成を予想している。この勢いだと達成可能と見て取れる。さらに『経済的な効果が大きいことはもちろん、学問やスポーツなどの交流を通して、技術的な向上、、、にもつながっていきます』とも敢えて紙面を大きく割いて強調していることも特筆ものだ。つまり外部から人が入れば入るほど交流が深まり、ひいては平和の構築につながるということだ。

ここまで沖縄が言えるようになったことに、私は感動すら覚えてしまう。これまでの観光政策は数字を追い求めるだけでいっぱいいっぱいで、それどころではなかったから。観光だけに限らず、沖縄はこれまで『本土に追いつき追い越せ』で来たし、日本本土(この言い方にも疑義があるが)への劣等感にもさいなまれてきた。『甲子園優勝が先か、大臣誕生が先か』というフレーズもあった、が今やこれも過去のものになった。

相変わらず基地問題では『米軍基地が無いと沖縄は食っていけないでしょ。困るでしょ』と言われたりもするが、いずれはこれも消え去るフレーズになるだろう。少なくとも沖縄県内ではすでに消えかかっている。なぜなら、ハンビータウンや那覇新都心等の軍用地返還成功事例が何度も示され、そして選挙のたびごとに争点として取り上げられたことで県民も学んでいったから。今では逆に『米軍基地は沖縄経済の最大の阻害要因』が県内では定着してきている。これからもこの新しいフレーズは繰り返し発信して、県外、国外でも認知されるようにしなければならない。

日米両政府との闘いや沖縄バッシング・パッシングをする心もとないメディアとの闘いはまだまだ続く。しかし、叩かれた分だけ沖縄はさらに強くなってきた。内外との連帯も深め、且つ自信さえもついてきた。『協議をしましょう』と言いながら『訴えてやる』と、支離滅裂な方々との闘いは心底嫌気が差すし、気味の悪いことではあるが、我々は正々堂々とやるしかない。

美しい海を埋め立てることが『負担軽減』になるはずもないし、やんばるの森にヘリパッドを作ることが『負担軽減』になるはずもない。世界は見ている。
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【4-2】《研究員コラム》
 緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
 「うつ人もうたるる人もあぢきなし(勝海舟)」
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(あぢきなしは古語で、思うようにならない、つまらない、にがにがしい、道理に合わない、はかない等の意味)

長崎大学での講義

7月29日(金)、長崎大学へ出かけて「オキナワ辺野古は今」(約5分)の上映、写真展示、および講義を行った。「核廃絶と教育」という講義の90分を頂いて、沖縄の現状をアピールした。対象は教育学部の学生たち。資料は沖縄メモで前回レポートした「沖縄は朝敵か」ほか。約30人を前に、辺野古という言葉を聞いたことがある人と訊くと3人が手を挙げた。約1割だ。高江、と訊いたら誰もいなかった。マスメディアでほとんど沖縄のことが伝わっていないことを実感した。31人のレポートの中から2通紹介する。

「今日の講義を受講して、同じ日本人で今、ここは戦場だと感じている人がたくさんいるということをビデオやレジュメを通して改めて実感しました。夜中一人では出歩けない女性達。同年代の女性が性暴力の被害にあっていることはとても心が痛みます。政府から沖縄基地があることを我慢するように言われた市長さんが言われた(*1)ように、確かに30~40年後の防衛庁がまた同じことを言うだろうといったことは、沖縄の現状を深くまだ知りきれない私でも考えることができます。政府へ、沖縄県民みんなで反抗運動している姿、海で泳いで反抗してもボートでそのまま泳ぐ人にぶつかる姿はやりすぎではないかと思う部分もありました。
沖縄の選挙では自民・公明党の議員がいなくなっているということは初めて知りましたし、沖縄県民では私達と同世代くらいの人はあまり運動する人は少ないということからも、選挙権がもつことができるようになった同年代の沖縄の人たちも注目されているのかと思いました。そこで沖縄の小学生たちなどは授業で基地などについて何か特別に授業を受けたりしているのかなということが知りたいと思いました。」(女性)
*1-中谷防衛大臣が翁長沖縄県知事に対して「沖縄はいまもう少し我慢してくれ」と頼んだ。それに対し県知事は2~30年後の防衛大臣も同じように答えるだろう、と返答した。

「今日の授業で、沖縄が置かれているあまりにも不平等な状況について理解できました。沖縄の美しい自然の写真、貴重で珍しいジュゴンやクジラなどがいる沖縄が埋め立ての危機に際(瀕)していることを知りました。なぜ沖縄に約75%の米軍基地が集中し、住民の方々が不安にさらされなければならないのか、原因は沖縄が一度アメリカの一部になったため(*2)。
米兵はPTSDやうつ病を戦争の為に患っている人もいて、それがアルコール、DV、性暴力などの反社会的行為へと向かわせ、また日米地位協定により、適切な処分が下されず、アメリカへ帰すだけ(*3)といったこともあった。沖縄は第二次世界大戦による、沖縄戦という悲劇的な歴史もあった。
ビデオであったような抗議活動に対する厳しい処置もある。女性や老人に対しても、遠慮のない厳しい対処。各県に基地を分散させるような動きもあるが、世論がそれを許さない。(*4)」
(男性)
*2―日本本土で基地反対運動が盛んになった時、米軍占領下の沖縄に海兵隊基地などが移された。
*3-犯罪を犯した米兵が基地内に逃げ込み、そのまま帰国するケースがあった。
*4-オスプレイの配置を佐賀県に打診したが、反対が強く、政府はすぐ撤回した。では沖縄は?

講義の後、使用した写真約60枚を長崎大学の「平和多文化センター」に寄贈した。展示や研究の資料として使ってもらえれば幸いだ。ちなみにこの写真のキャプションを英訳し、8月15日からサンフランシスコのバークレーで開催される「平和を求める退役軍人会」の会場で展示予定。

西欧への窓口・出島

沖縄から長崎へは全日空で一日一便だけ。夕方5時前に着く。長崎からの出発は11時過ぎ。従って市内に入るのは夕方6時頃、出るのは朝9時半頃。2泊を止む無くされた。幸いホテルが出島の近く、グラバー邸も遠くないので市電で寄ることが出来た。

長崎の出島は日本が鎖国中、唯一の外国への窓口であった。わざわざ日本が、と付けたのは。琉球は例外だからだ。琉球は、冊封・朝貢体制の下で中国大陸に原則2年に一度出かけ、北京を訪れた。福建省福州には琉球館まで設けていた。薩摩はオランダ経由のほか、琉球経由で情報を得ていた。
さて出島でのオランダ人たちの暮らしはかなり制限されていた、と本人たちは主張している。「牢獄」とまで呼んでいた。しかし2階のカピタン(商館長)の部屋は広々としており、(当時日本にはなかった)ガラス窓を通じて外の様子が見える。同じ階には遊女が侍る部屋もあった。繁忙期は別として、いつも約15人程度の人数で優雅に暮らしていたようだ。それに江戸参府の時は一カ月半にわたって各地のご馳走を食べながら、禁断の地図なども収集しながら往復したのではなかったか。

オランダ商館が平戸に開設されたのは1609年。(琉球にとっては薩摩侵攻の忘れられない年だが、「楽 21号 2013年9月発行―有限会社イーズワークス」の長崎・出島年表の国外・国内の動きには載っていない。)
1636年に出島が完成。1858年には廃止、オランダ領事館となる。
出島を造った目的は、もともとは市内に雑居していたポルトガル人たちを一カ所に収容するためだった。キリスト教の布教をおそれたのだ。
出島完成の翌年(1637年)には島原・天草の乱がおきた。
*この時、キリシタンたちは突撃の時に「サンチャゴ」と叫んだという。なんとモーロ人殺しの英雄・聖ヤコブ(Saint Jacob)のことだ。スペインの「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」の教会の地下に遺骨が眠っている。イスラム教徒占領下のイベリア半島を奪回する運動・レコンキスタは711年~1492年のこと。700年にわたる国土回復の戦いの時に、聖ヤコブの名前がよみがえった。ポルトガルの宣教師たちが九州の島々にまで戦いの模様を伝えていたのだろう。
島原・天草の乱で、カトリック教のポルトガルと幕府の信頼関係は崩壊。その後、ポルトガル人はマカオに追放される。空き家となった出島にオランダ商館が移された。(1641年)
その後、廃止される(1858年)までの220年、西欧の窓口として機能した。
「語学、医学、天文学、物理学、化学、測量術、砲術、西洋史、世界地理などはもちろんのこと、ビールもコーヒーも、バドミントンもビリヤードもジャガイモもトマトも、みんな出島から入って来た。」―「楽 長崎出島とオランダ人」―

グラバー邸

明治日本の産業革命遺産の一つ。世界遺産に登録されているのは8エリア、北は釜石から南は鹿児島まで11サイトに23の資産が点在している。長崎はもっとも多い。小菅修船場跡、三菱造船所第三船渠、同ジャイアント・カンチレバークレーン、同占勝閣、同旧木型場、高島炭坑、端島炭坑、そして今回紹介する旧グラバー住宅の8資産がある。
「幕末から明治にかけて、薩摩藩や佐賀藩と修船場や炭坑の建設にあたった英国人商人、トーマス・グラバーの旧宅。英国コロニアル様式と日本の伝統的な建築技術を融合した建物は文久3年(1863年)の建設で、現存する日本最古の木造洋風建築。」
(世界遺産年報2016年―公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)

市電に乗り大浦天主堂下で降りると、やがてグラバー園への坂道が始まる。電車の中で案内を聞いているとその次の終点から「スカイウォーク」に乗れることが分かった。これだ、おそらく特別の乗り物でグラバー園まで行くのに違いない。勘が当たった。坂道に沿って斜めに動くエレベーターに無料で乗れた。5階で降り、園の方向へ向かうとさらにエレベーター。最上部の3階で降りると入口があった。麓からは8階分の高さだ。体調不良の時に、こんな坂道を歩かされたのではたまらない。
園内を巡る。記憶では、グラバー邸があり、その向こうに海が広がっているイメージだった。実際には広大な丘に点々と屋敷が広がっている。

グラバーは幕末の志士、特に薩摩藩と密着し武器を売り込んだ。薩摩藩の武士たちは幕府から命を狙われている。グラバー邸の中に隠し部屋があった。いざという時に天井に開けられた穴から梯子を降ろし、志士たちを天井裏にかくまっていたのだ。
グラバー邸は明治維新の拠点の一つでもあった。150年前の激動の時代を建物だけで振り返るのは難しい。しかしこうした秘密の部屋の存在は、明治維新がクーデタ、内戦を伴う血で血を洗う革命であった一面を実感させてくれる。

暗殺、内ゲバの時代

「うつ人もうたるる人もあぢきなき おなじみ国の人と思へば」

これは勝海舟が後に詠んだ歌だ。彼は日本人同士で行うテロの愚を肌身に感じてきた。
グラバー園の中にはバドミントン発祥の地、舗装道路発祥の地。途中の坂道にはボウリング発祥の地、カステラ神社まであった。唐人が沢山居住し、ポルトガルの植民地だった、という人もいるくらいだ。長崎は日本で唯一の国際都市だった。

長崎からの情報は阿蘭陀風説書・阿蘭陀別段風説書として江戸幕府は最重要機密書類として扱った。ペリー来航の情報は2年前から察知していた。
「北アメリカ合衆国は諸国と通商いたし来り、其土民の噂にては日本江も交易に参候所存有之趣に有之候」

トマス・グラバーは、南北戦争後、余った銃火器を大量に薩摩藩に購入させ、討幕の重要な役割を果たした。アメリカの対日通商計画(いざとなれば戦争を想定)、サンフランシスコ日本~中国大陸を結ぶ太平洋シーレーン構想の存在も知っていたに違いない。
彼は日本滞在の武器商人として最大の成功を治めた。薩長を後押しし、三菱の炭坑、造船所などの建設に深く関わった。その跡を素直に世界遺産と呼べるだろうか。安倍首相は長崎の教会群を後回しにし、地元・長州の資産群をふくむ産業革命遺産の登録を優先させた。

グラバー邸の庭園の一角にフリーメイソンのマークが刻まれた石碑があった、と記憶している。コンパスと角定規の組み合わせだ。グラバーはスコットランド出身、フリーメイソンのメンバーが多い土地だ。今回探したが見当たらなかった。

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