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新作組踊が三作品上演されたのですね。『鶴亀の縁』は観たのですが~。
来年は国立劇場おきなわの20周年で、琉神マブヤーと組踊のコラボも来年の夏に公演が予定されているのですね。興味深い1年になりそうです。(備忘録)
沖縄の重職にある方が「組踊」は国の物でしょう。あちらのものだから、一般庶民とは離れているとの認識を持っていることを最近知って驚きました。
芸能の格式化とますます日本のヒエラルキーの中に位置づけられていく芸能の形態ですが、それが脱植民地になりえるのか、以前フィリピンの中のイスラム文化の祭祀芸能について発表していたアメリカ人のオーストラリア大学教員の研究発表に感じたように、マジョリティー文化の中のマイノリティー文化の利用(包摂)もありえるのかもしれません。
一方で独自性を研ぎ澄ましていく中に、国家概念を超えていく芸術の普遍的美が、世界で共有されていくことになりえるか、コラボや包摂が、次のステップに行くのは確かなのだろうけれど、芸能のもつ権威との癒着、つまり娯楽性、供与される芸の本質もあるようだ。
恭順のための貢物のような芸能の本質がある。
そして演者は権威の威光を衣装にする。
そして演者は権威の威光を衣装にする。