志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

国場河口は満ち潮、サガリバナの下にはアヒルの家族が〜、そしてユウナの木のおばさん猫!

2024-07-22 20:28:00 | 日々の記録・備忘録
 川が満々と水を湛え目の前にあることの爽快さと不思議な感触があった。公園の一角に住み着いているアヒルさんたちも川を見つめているようなそうでないような、数が減ったようだったのは、おそらく夜陰に紛れて、アヒルを食用に捕獲する何者かの存在があるわけで、公園の管理棟の方々もまた朝夕散歩やジョギングに通ってくる市民も、何となく分かっていて、見逃している雰囲気なのかもしれない。
 一挙にアヒルを全部捕獲するわけではなく、ひょっとしたら1匹づつ、持ち去っているのかも、つまり、賢く食料にしている輩がいる。
 それが警察沙汰になることはない。風の噂は、馴染みの人々の間でささやかれているはずなのだ、
 毎日公園に来る顔馴染みの人々やシルバー人材センターの皆さんは、手に取るように知っているのだろう。
 たまに公園にくる者は、ユウナの木のおばさん猫に会いたくて、散歩を兼ねている。
 猫のドライフードをフェンス越しに撒くようにしてあげた。尾っぽを横にふって喜びを素直に表す。
いじらしい。
 サガリ花はまだ咲いている。その下の川沿いが彼らの住処で、誰彼となく食べ物を運んでくる。
 アヒルの寿命は長いのだろうか。二羽の雛を見た事もあったが誰が世話しているのだろう。中心になってボランティア活動をしているグループもあると思うのだが、地域猫のように〜。
 よくわからないままに、とめどなく書いている。
 香港のアヒル専門店は、人気があり、確かにアヒル料理はおいしかった。
 散歩の途中ににわか雨が降り、大きなガジュマルの木の幹のくぼみで雨宿りした。似た様な仲間がチラホラ見えてにんまりした。いとおかしと清少納言は書いただろうか。
 朝7時前、ユウナの木のおばさんは水の出ない噴水コーナーにいた。
彼女は覚えていてくれる。おばさんのために持ち歩いている缶詰をあげた。
 おばさんは元気に食べた。なんだか以前感じた優美さが時と共に薄れてきているのは、やむえないと言えるのだろう。
 ユウナの木から降りてくる姿、管理棟の上のネットから悠然と降りてきた昔日のかっこよさが頭をよぎる。野良猫として公園で生き延びる術を心得たおばさんは、しかし凄いと感心している。家猫を数匹飼っているゆえに尚の事、野で生きることは、容易くないはずだと分かる。
 公園にやってくる人々の中の何人かの善意、施しによって生かされている。中には危害を与えるであろう猫嫌いもいる。
 生きていることが、たくましいとも言える。猫の時間感覚、記憶の中で生得してきた知恵があるに違いない。幾分、夏バテか、精気は感じられなかったが、時の波まで身体が徐々に衰え、老いをまとっていく人と、どれほどの差異があろうか。
 粉飾することのないおばさんは、美しい。
 またね。
 ユウナの木のおばさんに会える日々に幸あれ!


國場河口

入道雲は壮大に!台風前!

川がゆったりと目の前に!

にわか雨を凌いだガジュマル

水の出ない噴水広場!


ユウナの木のおばさんは、この辺りを仕切っているのかもしれない!
 

アヒルさんたち!




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