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志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

EACI News Weekly 第32号(8月14日号)

2015-08-14 18:57:24 | 沖縄の過去・現在・未来


    EACI News Weekly 第32号(8月14日号)
   東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
    http://eaci.or.jp/

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 【目次】

 【1】《今週のニュース 8/8-8/14》
  政治(2)、経済(2)、国際(2)、社会(2)

 【2】《UIチャンネル放送予告 No.116》
 8月17日(月)20時
高野孟×加藤登紀子(シンガーソングライター)特別対談【後篇】
「音楽の抑止力」
 http://live.nicovideo.jp/gate/lv231607149

 【3】《EACIレポート》
 9月5日(土)、6日(日)に法政大学市ヶ谷キャンパスにて沖縄映像祭 in Tokyo
http://www.bun-kei.jp/home/

 【4】《研究員コラム》
 緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
 「世界遺産から学ぶもの」

 【5】《連載》検証・フテンマ(琉球新報より)
  第4部 「県外」阻むもの vol.32「固定観念」

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【1】《今週のニュース 8/8-8/14》
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【政治】
■辺野古協議:翁長知事との一問一答(全文)
(沖縄タイムス 2015.8.12)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=128361

■70年談話:安倍首相、今夕発表 「おわび」記述焦点
 (毎日新聞  2015.08.14)
http://mainichi.jp/select/news/20150814k0000e010173000c.html

■       「安倍総理から日本を守ろう」羽田孜氏が訴える 元首相5人が安保法案反対【提言全文】
 (ハフィントン・ポスト  2015.08.12)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/11/former-prime-minister_n_7974414.html

【経済】
■中国、人民元切り下げの衝撃。その狙いとは?
 (マイナビニュース 2015.08.13)
http://news.mynavi.jp/news/2015/08/13/594/

■元切り下げ、アジア各国中銀に新たな頭痛の種
 (ブルームバーグ 2015.8.13)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NT0CUZ6JTSE901.html

【国際】
■ミャンマー総選挙 大統領は与党から不出馬へ
 (朝日新聞 2015.08.12)
http://www.asahi.com/articles/ASH8D56YFH8DUHBI01C.html

■鳩山由紀夫氏、韓国でひざまずいて謝罪「心から申し訳ない」【動画】
 (ハフィントン・ポスト2015/08/12)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/12/yukio-hatoyama-korea_n_7976134.html

■天津爆発、死者55人に 放水で化学反応起き大爆発か
 (日経新聞  2015.08.14)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO90533960U5A810C1000000/

【社会】
■退役軍人団体に辺野古反対訴え 東恩納名護市議
 (琉球新報 2015.08.10)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247053-storytopic-3.html

■普天間飛行場の即時閉鎖を ヘリ墜落11年、沖縄国際大学が声明
 (沖縄タイムス 2015/08/14)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=128515&f=i

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 8月17日(月)20時からの第116回UIチャンネル放送は、前回の続編です。シンガーソングライターの加藤登紀子さんをお招きして、 高野孟×加藤登紀子 特別対談【後篇】「音楽の抑止力」を千葉県鴨川市よりお送り致します。

【加藤登紀子氏プロフィール】
 1965年東京大学在学中、第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。1966年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、1969年「ひとり寝の子守唄」、1971年「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞を受賞。以後、70枚以上のアルバムと多くのヒット曲を世に送り出してきた。 NHK紅白歌合戦に2回出場(71年、89年)。年間数十回におよぶ国内コンサートのみならず、1988年、1990年のカーネギーホールをはじめ、世界各地でもコンサートを行っている。
 近年は、野外フェスにも意欲的に挑戦し、FUJI ROCKFESTIVALやap bank fesに出演。世代やジャンルを超えた活動で注目を浴びている。また、国内地域とのつながりを大切にしているため各方面の大使に任命されている。滋賀ふるさと大使、佐渡トキ環境親善大使、島根有機農業大使、能登・七尾市ふるさと大使など。
 2011年東日本大震災後、度々被災地を訪れ避難所でもLiveを行っている。9月にアルバム「命結-ぬちゆい」をリリース。このアルバムの印税を基に「ぬちゆい基金」を設立。福島の子供達の健康を守るための活動を支援した。
 また、地球環境問題にも積極的に取り組み、1997年、WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)評議員(現在、WWFジャパン顧問及びWWFパンダ大使)に就任したのに続き、2000年10月にはUNEP(国連環境計画)親善大使に任命された。アジアやオセアニア各地を精力的に訪れ、自らの目で見た自然環境の現状を広く伝えるほか、音楽を通じた交流を重ねている。(2011年3月にUNEP親善大使を退任)2008年4月、国連総会議場(ニューヨーク)にてUNEP親善大使としての活動報告とLIVEを行う。国内では、千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」を拠点として、若い世代とともに循環型社会の実現に向けて活動を続けている。

■《UIチャンネル放送予告 No.116》
8月17日(月)20時 高野孟×加藤登紀子 特別対談【後篇】「音楽の抑止力」
http://live.nicovideo.jp/gate/lv231607149
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【3】《EACIレポート》
9月5日(土)、6日(日)に法政大学市ヶ谷キャンパスにて沖縄映像祭 in Tokyo
http://www.bun-kei.jp/home/
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 琉球放送、沖縄テレビ、琉球朝日放送の民放3局とNHK沖縄放送局が制作したドキュメンタリーを一堂に揃えた「沖縄映像祭~終らない戦後~」が、9月5日、6日法政大学市ヶ谷キャンパスにて開催されることになりました。
沖縄は今、普天間基地問題で大きく揺れ動いていますが、今回上映される作品は、サブタイトルにもありますように、沖縄戦に始まり米軍統治時代を経て今なお続く基地の重圧をテーマに取り上げています。
ですが各作品とも沖縄の基地問題のみならず、憲法9条や日米安保、特定秘密保護法、教科書検定など沖縄のみならず、今日本全体で考えるべき問題をテーマに掲げています。

沖縄映像祭 in TOKYO 入場料無料

<1日目・9月5日(土) >
10:00-17:20 ◆作品上映

<2日目・9月6日(日) >
9:30-17:15 ◆作品上映
詳しい上映内容についてはコチラから→http://www.bun-kei.jp/schedule2015/

15:45-17:15 ◆シンポジウム「普天間基地問題とメディア報道」
パネラー
鳩山 由紀夫(東アジア共同体研究所理事長、元内閣総理大臣)
高野 孟(ジャーナリスト)
川村 湊(法政大学国際文化学部教授)
具志堅 勝也(文化経済フォーラム理事長・元琉球朝日放送 報道制作局長)

コーディネーター
緒方 修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター所長)

主催 NPO法人文化経済フォーラム
共催 法政大学沖縄文化研究所
協賛 「地方の時代」映像祭実行委員会
東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター
後援 琉球放送、沖縄テレビ、NHK沖縄放送局、琉球朝日放送
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【4】《研究員コラム》
 緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
 「世界遺産から学ぶもの」
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世界遺産の勉強を始めたのは1年前。世界遺産アカデミーの検定3回目にして、ようやく一級に合格した。仕事が忙しく勉強の時間が十分とれない。記憶力はかつての10分の1に減退している。世界遺産は現在1031もある。覚えきれるものではない。
一問だけ紹介しよう。2014年12月の問題。
「ナイジェリア南西部にあり、ヨルバ族の豊穣の女神の棲家であると考えられている密林地帯に文化的景観が認められた世界遺産として、正しいものはどれか。」
①       ミジケンダ諸族のカヤ聖域森林
②       マプングブエの文化的景観
③       アツィナナナの熱帯雨林
④       オスン・オソボの聖林
正解は④オスンオソボの聖林(ナイジェリア連邦共和国)なのだが、これがいったいどこの国にあるのか、オスンオソボの聖林が文化的景観として認められた、とは何のことか。それ以前に四つの選択肢すべて、ちんぷんかんぷんの人がほとんどだろう。アフリカは苦手だ。
世界遺産の勉強はまだ終わりではない。世界遺産マイスターなる小論文試験が待っている。まだこちらの方がなんとかなりそうだ。「なんくるないさー」

勉強の途中で、いろいろ学んだ。例えばクジラの回遊について。
「北太平洋のザトウクジラは、繁殖地としてハワイやメキシコが知られているが、これら北太平洋中・東部のザトウクジラと、小笠原諸島を含むアジア海域(北太平洋西部)のザトウクジラに交流はない。小笠原諸島近海を繁殖地とするザトウクジラは、北太平洋西部の個体群として独自の回遊を行っている、と考えられる。」(世界遺産大事典 上)
ではメキシコのクジラはどこを回遊しているのか。「エル・ビスカイノ鯨保護区」の項を見ると、世界のコククジラの半分はここで生まれ・・と書いてある。ロシアの「ウランゲリ島保護区の自然生態系」を見ると、「エル・ビスカイノのクジラ保護区」からやってくるコククジラの主要な餌場となっている。なるほどメキシコとロシアを往復している。
エジプト・アラブ共和国の「ワディ・アル・ヒタン(鯨の谷)」にはおよそ4000万年前のクジラの祖先にあたる海洋動物の化石が多数発見されている。砂漠地帯だがかつてはバシロサウルスと呼ばれる後ろ足のあるクジラ類が生息していた。陸の哺乳類が海生哺乳類へと進化してゆく過程を解明する上で、ここから出土される化石は重要、と記されている。
白土三平のカムイ伝?に、追われた村人達が川に逃げ、やがて手に水かきが出来、自由に水中を泳ぐ姿が描かれていた。人間も、4000万年単位では、海へ入って回遊するようになるのか?

負の世界遺産
「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録が先月決まった。岩手県から鹿児島市まで8エリア、23施設の資産だ。産業遺産の登録はユネスコも近年力を入れており、何の問題もなさそうだった。ところが戦時中の朝鮮人労働者の「強制労働」を韓国側が問題にした。三池炭鉱・三池港では9200人の朝鮮半島出身者が働いていた。韓国側は八幡製鉄、三菱重工長崎造船所、高島炭坑などで合わせて57900人が強制徴用された、として登録に反対した。強制徴用された中に中国人もいた。

世界遺産の中にはゴレ島やロベン島、海商都市リバプール、アウシュビッツ、日本の広島原爆ドームなどの負の遺産もある。

ゴレ島はセネガル共和国の首都ダカールの近く。17~18世紀、ヨーロッパ各国はアフリカで、武器や綿製品と引き換えに奴隷を買った、その奴隷をアメリカに売ってコーヒー、綿花などを手に入れた。三角貿易である。いまもゴレ島には鎖につながれた奴隷たちが収容された「奴隷の家」が残っている。

ロベン島は南アフリカ・ケープタウンの近く。ネルソン・マンデラが政治犯として20年も投獄されていた。両島とも人類の恥ずべき人種差別、人権抑圧の歴史を語る世界遺産だ。

海商都市リバプールは大英帝国華やかなりし頃の繁栄をあらわす街並み。これも奴隷売買の三角貿易の拠点だ。

アウシュビッツは正式名「アウシュヴィッツ・ビルケナウ―ナチス・ドイツの強制収容絶滅収容所(1940-1945)」。ここで殺されたユダヤ人が約150万人。そのほかに政治犯、犯罪者、精神障害者、身体障害者、ロマ(ジプシー)などが毒ガスで殺されたことは有名。役に立たないものは殺す、ただ殺すだけではもったいない。人体の脂肪分から石鹸を作ってみたり、髪の毛をまとめて羽ふとんの代わりにしてみたり、ナチスの人体利用の「科学的精神」に戦慄する。

広島の原爆ドームは、まぎれもないアメリカの重大な国家犯罪の証拠。誰が落としたかはっきりさせないで「あやまちは繰り返しません」などと世迷いごとを言ってる場合ではない。こんな明白な犯罪の証拠を世界遺産にされたのではアメリカはたまらない。そこで不支持に回った。中国は賛否保留。1996年、メキシコのメリダ市で開催された第20回世界遺産委員会での、アメリカの言い分を聞こう。

「我々は、今回の原爆ドームの世界遺産への推薦に関し、歴史的な視点が欠如していることを懸念する。我々が、第二次世界大戦を終結させるために、核兵器を使用する状況を迎えることになるまでに起きたさまざまな事件を知ることが、広島で起きた悲劇を理解する上で重要になる。1945年を迎えるまでの歴史的な流れの精査が必要である。我々は、戦争に関する物件の登録審議が本会議の範疇から外れていることを確信しており、委員会に対し、戦争関連物件の世界遺産登録に関する妥当性の審議に取り掛かることを強く要望する。」
盗人猛々しい、どころか、殺人者によるさらなる脅迫、ではないか。
この精神構造が、沖縄の人間を大量に殺し、いまもなお基地を置き続けているのだろう。

世界遺産登録申請は、世界遺産委員会の1年半前に行わなければならない。その時の総理大臣は誰だ?と調べてみると1994年6月30日~1996年1月11日まで村山富市。なるほどね。安倍ではアメリカの反対を押し切ってまで広島原爆ドームの世界遺産登録は出来なかった。登録基準は。人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産。
三日後に落とされた長崎の原爆をふくめて世界遺産にしなかったのは、長崎に残る「モノ」がないからだ。いや破壊された天主堂が残っていたのだが、アメリカの圧力?で消えた。このへんは「ナガサキ 消えたもう一つの原爆ドーム」(文春文庫・高瀬毅)に詳しい。原爆の炎を浴びて黒い涙を流しているマリア像があった。こんなものが世界遺産として残されれば、まともなアメリカ人(キリスト教が圧倒的)なら眠れなくなるだろう。

さて今回の日韓の醜い争いだが、日本側は「(明治日本の産業革命と太平洋戦争とは)時代が違う」、「強制徴用はなかった」などと言い訳している。韓国側からは「負の遺産」にせよ、という主張もあった。6月21日の日韓外相会談では韓国側の「百済の歴史地区」の登録とひきかえに日本側の世界遺産登録にも協力する「取引」が成立したかに見えた。ところが翌7月、ドイツのボンで開催された世界遺産委員会は最後まで紛糾。結局日本側が次のような文書を出して決着した。
「意思に反して連れてこられ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者らがいた」
その後、日本の外務大臣は「強制ではない」と強弁していた。しかし「意思に反して」とは「強制的に連れてきた」ということではないのか。安倍首相のこだわり、中国・韓国蔑視の歴史認識があらゆる場面で衝突を生み出す。

まるで長州藩のDNAの悪い部分が遺伝しているようだ。尊王攘夷、ヤケノヤンパチで外国人を襲う、4か国連合で砲撃される、すっかり態度を変えて外国にすりよる。天皇を利用して江戸幕府を倒す。以下、日本は日清・日露戦争で成り上がり、太平洋戦争でアジアを荒らしまわってすっかり嫌われ者となってしまった。
世界遺産の資産の中に、三菱の始祖・岩崎弥太郎ゆかりの施設などがある。安倍首相は「坂の上の雲」を意識して、一連の資産の世界遺産登録を果たした。しかし作者の司馬遼太郎は引き合いに出されることを苦々しく思っているに違いない。
「明治維新の志士たちに顔向け出来るのか、君は。東アジアの同朋を奴隷同然に扱い成し遂げた結果は何だったのだ。いままた再び戦争国家への逆戻りか。」
怪しい三人組
ネオコン「なんや、鯨は昔、陸におったんか。4000万年前、ご先祖様はどないしてたんやろな。恐竜が恐ろしいて洞窟こもりっきりか。まだ猿か、その前か、なんやら分からんな。養老孟いうおっさんは、子供の引きこもりなんか気にせんでええ、昔はみんな洞窟に引きこもっとった、て言いよったな。むちゃくちゃやな、わてより。」
ダショー「おっちゃんもはやく海に潜るか、洞窟にこもった方が世間に喜ばれるかもね。もう足に水かきあるんとちゃうの、あれは水むしか。人間がはびこるようになったのは500万年くらい前からでしょう。ルーシーっていう猿だか人だか、人三(にんさん)化け七(人が3割、化け物7割)ていうか猿三人七、みたいな動物がアフリカのどこかから東へ東へ歩いていって地球上に散らばったって聞いたことあるよ。」
ミックス阿倍野「アイ・ラブ・ルーシー、よろしいね。白黒テレビでファミリーでよう見よったよ。アフリカのルーシーが東へ行った話はイースト・サイド・ストーリーちゅうて有名よ。学校で習うた。ウェスト・サイド・ストーリーはプエルトリコからの移民の話やね。ジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッド。トゥナイト、クール・・(と思わず指を鳴らす)。」

映画の影響はおそろしい。私は熊本の濟々黌高校というバンカラで有名な高校に通った。卒業生はクリームシチューの二人組と姜尚中など。私がいた頃は、生徒全員が丸坊主に下駄、全国の高校で戦後まっさきに柔剣道の授業を復活させた。入学早々の5月には恩賜記念大運動会を開いていた。つまり天皇からお金をもらった記念だ。さすが大宅壮一が天皇引き取り県と称した忠誠ぶり。濟々黌では、それまで防衛大学入学が慣習として?勧められていたが、私の入学時はなくなった。防衛大の寮長を務めていた先輩が「日米安保条約」と憲法違反の自衛隊との矛盾に悩んで自殺したのだ。母親にとっては戦争で夫をなくし、また「安保」で子どもをなくした。・・この物語は東芝日曜劇場で「一人っ子」というタイトルで放映される�
 �ずだったが、東芝は自衛隊に製品を納めている→「広告主からテレビ局に圧力」→放映中止となった。―この時のプロデューサーが後の参院議員の秦豊氏だ。
まさしく自民党の「マスコミ・ナマガワハジンド(生皮剥がすぞ=こらしめる)」の原型だ。百田も余計なことを言う必要はなかったのだ、東芝も日立も三菱も大メーカーはいつもちゃんと新聞、テレビ、雑誌、ラジオに圧力をかけ続け、その結果メディアの劣化は行くところまで行っている。トヨタ、ニッサン、ホンダ、スズキ提供のドラマに交通遺児は登場するか、資生堂、カネボウ、コーセー提供のドラマに化粧品かぶれの女性は登場するか、そんなものはこの世にないもの、としてドラマは進行する。ドラマはまだ良いとして、ワイドショー、クイズ番組、エンターテインメントから報道番組に至るまで・・メーカーも自民党も百田もなーんも心配せんちゃ良か。広告代理店の電通が博報堂が、お先棒をかついでメディアをオ
 ールラウンドに脅して回っとるばい。
メディア側でも本社はおろか下請け、孫請け、ひ孫請けに至るまで、もろもろがスポンサーの気配を察知し、最初から自粛(自ら粛々と!?)している。これこそが大問題。
さて大脱線から映画の影響に戻ろう。漢文の金津先生はチョビひげをはやし、授業はすべて熊本弁で通していた。そんな「時代錯誤」の高校でもウェストサイド・ストーリーを真似して、教室全員で指パッチンの練習をしていたことを思いだした。

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【5】《連載》検証・フテンマ(琉球新報より)
  第4部 「県外」阻むもの vol.32「固定観念」
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 「将来オーストラリアに2500人の米海兵隊を移駐する」。2011年11月16日。オー ストラリアを訪れた米大統領オバマは、豪首相ギラードとの共同会見でこう表明した。その5日後、米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で知日派の重鎮ジョセ フ・ナインはこう提案する。「沖縄県内に海兵隊を移設する計画が、沖縄の人々に受け入られる余地はほとんどない。海兵隊はオーストラリアに移すのが賢明な 選択だ」
 ナイは米国防次官補時代はアジア太平洋政策の責任者。普天間問題なども手掛けた経歴を持ち、米軍の運用に精通する。寄稿では豪移転に関してこう付け加えた。「地域からの米軍撤退という誤ったシグナルを送らず、自由に訓練できるようになる」
 オバマが発表した豪州配備予定の「2500人」は重要な意味を含んでいた。独立した作戦能力を持つ編成部隊「海兵遠征部隊(MEU)」を組織できる規模であることを示唆しているからだ。米国は現在、本国以外では沖縄だけにMEUを置いている。
  米豪首脳会見から半年。日米両政府は在沖海兵隊の再編計画を見直す。当初は沖縄から約8千人をグアムに移す計画だったが、これを約4千人に縮小。それとは 別に、オーストラリアやハワイに約5千人を分散移転すると発表した。海外に移る在沖海兵隊の大部分は実戦部隊だ。沖縄に残る実戦部隊は、現行の1万人超程 度から2、3千人程度のMEUの規模に縮小するといわれている。
 だが米豪両政府が発表したオーストラリアへの海兵隊移駐発表では、沖縄での再編計画との決定的な違いがあった。「新たな米軍基地は建設しない」。米海兵隊はオーストラリアでの駐留を徐々に増やしているが、航空部隊はダーウィンの豪空軍基地を間借りしている。
 MEU規模であれば必ずしも新たなヘリ基地は要らず、航空部隊は強襲揚陸艦(小型空母)上で運用できるとの専門家の指摘もある。主な提唱者新米国安全保障センター上級顧問のパトリック・クローニン。外相岸田文雄が今年2月の訪米時に開いた意見交換会にも招かれている。
  昨年8月。クローニンの主張に沿う動きが起きた。米海軍制服組トップの作戦部長ジョナサン・グリナートが18年をめどにオーストラリアに強襲揚陸艦を配備 する方針を表明したのだ。オーストラリアのMEUはオスプレイや戦闘機を艦戴し、広範囲で洋上展開する機能を得る。それは在沖海兵隊が太平洋で担ってきた 役割が相対的に縮小することも意味する。
 一方で日米両政府は、再 編後にはMEU程度の規模に減るはずの実戦部隊のために、日本の費用負担で辺野古に大規模な飛行場を建設しようとしている。同じようにMEU規模の海兵隊 を配備するオーストラリアではヘリ基地は必要なく、沖縄には必要だとする論理は不明瞭なままだ。
 日本政府は沖縄に「普天間固定化か辺野古か」の二者択一を迫るが、実態は沖縄の海兵隊駐留に関する「固定観念」が、多様な選択肢の検討を阻んでいる。
 日米安保に詳しいスタンフォード大アジア太平洋研究センター副所長のダニエル・スナイダーはこう述べる。「米軍プレゼンス(存在)の意味を再度議論するべきだ。何が必要で、何が必要でないのか。沖縄に基地を造らずに済む解決策を探す必要がある」(敬称略)
(「日米廻り舞台」取材班)琉球新報提供

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