染織の奥深さに、ため息を付く。生前の祖母の時代は琉球絣や紺地をよく身に着けていた。
今時はアメリカ由来のジーンズが主流で(?)、大学でもジーンズで教壇に立ってオーケーで、気やすさに慣れ切っていた。
染織は、琉球、沖縄芸能史を博論で対象化する中で、また舞台を数多く観る中で、外から眺めてきたに過ぎない。深掘りできないままである。実際に染織りしてきた染色家Kさんの凄さに圧倒されたまま〜。
戦前の女性芸能家のジュリたちは、沖縄美人の象徴だった。彼女たちが身につけた着物が残された写真からうかがえる。そこから見えてきたことは多々〜。
そう言えば、祖母は青地の芭蕉布を残していた。