
「沖縄の俳句は観念が凝縮されて石になってしまっている。句が別の次元にことばをおしあげていくことができない。ことばは人格でありことばは魂である」との批評があった。
「五月雨や 頭一つ 持ち歩き」がいいと思う。
ヘビースモーカーは嫌いだ。そういえば先日、公文書館に行った時、外の喫煙コーナーで素敵な知的な雰囲気の女性たちが3人灰皿の周りでタバコをすっている光景を目撃した。タバコとインテリー女性の姿は一昔前は絵になる光景に見えたが、「遊女の長いキセルなどセクシーな雰囲気な絵があるが」、しかし、今ではタバコのにおいがすると、もう逃げ出したくなるのが事実である。研究室でも喫煙をしている教授の部屋はにおいがこもっている。嫌だと思いつつ座している学生の気持ちはわからないだろう。
タバコのにおいや煙が不愉快な害であることを認識している高まりの中で、かといって喫煙する人々を差別化するのも嗜好の自由があり、問題ゆえに空港でも喫煙場所がある。大学でも外の一角に喫煙場が設けられている。つまりタバコは有害ゆえに個人のテリトリーがある空間か、ある決まった場所でなければ喫煙できないのである。厳しい。しかしタバコのにおいも空気も嫌いだ。ホテルでも禁煙ルームが多い時代だ。喫煙のところだと浄化装置があってもやはりにおいがこもっている。一方でオーデコロンのにおいで、吐き気する少年がいたりする。「におい」をテーマに書いた小説があるだろうか?
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ヘビースモーカーがシャネルN05の香りに文句をいう日
お風呂に入れる薬草のにおいに怒りをぶっつけるスモーカー
毎日のように上り下りするエレベーターのにおいが悪いと思う日々
スカーフで鼻を押さえるエレベーター、音の公害はひねもすだが、においの害毒も意外と身近に
東京で研修する若者に携帯用タオルとポケットに入るペットボトル水は肌身離さずと