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アメリカの大学内の実験劇場と似た雰囲気だ。アメリカの場合はまだ観席のスペースは広かった。舞台を3か所で囲む形態である。
多良間の8月踊りの舞台も同じだ。3か所からステージを観劇する。
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ACOの舞台はライブの音楽演奏がある。作品も歌が流れる。面白かったかといえば面白かったが、一、軍用地主の家族の物語である。
娘のイズミが東京から恋人の御手洗を連れて帰ったことから家族の騒動が始まる。言葉の落差、世間知とリアルな関係性の齟齬、親のエゴや見えと子供の欲望の落差とひらきなおり、など。極端なキャラの登場が笑わせる。ドタバタの雰囲気もある。それは普通で普通ではない普通の自我や願望、かなたに米軍基地。
6人で繰り広げる家族の物語。一人二役の妙味もあったが、ことばが耳に心地よいわけではなく、がなり立てている雰囲気で聞こえてきた。
三線の音色が懐かしい。ドラムやピアノのライブ音楽が心を躍らせる。
引きこもりの離れに住むおじさんが気になる。同じく引きこもりで家から外に出られない保とその嫁がいる。籠の中のメジロを飼ってはいけない!
ところどころの関係性の絶対性の中を生き生かされているが、その関係性の隙間を潜り抜けると、別の風がそよいでいたよう気分~。
演技は緩急、メリハリが明快で、楽しませた。しかしどこか似たようなパターンを見せられているような気がして、歌にも乗れていないのが残った。それは何だろう。極端さ、強烈さ、過剰さがどこか、違和感を与えていたのだ。
パンフもコンパクトに出来上がっている。歌詞もいい。しかし、ずれを感じるのはなぜだろう。
思うにテーマがはっきりしない。軍用地地主の一家族のスケッチに終わったような~。里芋畑の場面がいいが~。そこには変化が見られた。基地との葛藤はどこに?焦点がぼけてよく見えなかった印象だ。
以下はパンフの中から転載です。問題がありましたら削除します。
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