今朝早く、家のすぐ近くで花火が上がった。
今日は6月28日。 すっかり忘れていたが、すぐ近くの金乗院と云うお寺で火祭りがある日だった。
毎年曜日に関係なく6月28日なので、なかなか土、日に当たる事が少い。
ここへ越して来て21年になるが、二回しか見た事がない。
10時になり、また花火が上がった。 いよいよ始まった様だ。
直ぐに行っても先が長いので少し仕事を済ませてから行って見る事にした。
曇ってはいたが、雨は降っておらず傘もいらないかと、そのまま出かけた。 徒歩3分で行ける。
現地に着くと、今日も沢山の人が集まっていた。 でも、今日はテレビ局の取材は居なかった。
先ずは、弓を四方に放つ儀式から
次は刀で悪い物を切り倒すのか? 刀を振り切る儀式
金乗院の住職が何やら文面を読み上げる。 大震災の復興を祈る言葉も聞こえた。
で、いよいよ火祭りの開始。 松明にロウソクから火を移す。
杉の葉を重ねたところに火を付ける
あっと云う間に黒々した恐ろしい様な煙が立ち登る。 きっと遠くから見た人は火事でも起きたと思う人も居るだろう。
この煙と上昇気流で雲が刺激されたのか、この直後突然雨が降り出し木の下で雨宿りをして凌いだが、そのあと妻が家に居て気が付いたのか傘を持って来てくれた。 火が下火になると同時期に雨は止んだ。
間もなくすると、周囲も灼熱と化し、見物の人達も後ろへ逃げる。
火が弱まって来た頃、今度は松明を口にくわえて同時に手に持った松明を袖に通す儀式を行いながら、火の回りを一周する。
これが終わるといよいよ釜茹での業。
先に、熱湯を笹の葉で自分の体に降りかける。
向きを変えながら行い、周囲にも飛散するが、きっとご利益があると思うのだろう。 みんな逃げずに喜んで受ける。
それが終わると、住職自ら熱湯の窯の上に座り込んで釜茹でになる。
最後に窯の中のお湯をかぶり、窯を頭の上に持ち上げる。
そのまま祭壇まで持って行く
それが終わると火渡りの開始。 先ず、行者が数人燃えたぎる炭の上を走り抜ける。
その後、火のついた炭を払った後、一般の方々の火渡りをして終了。
沢山の人が裸足になって順番を待っている。 私も無病息災を祈って歩いて来たが、私たちが歩くころは「暖かい」程度。 やけどすることはない。
境内正面にある石を掘って造られた不動明王様の大きな石像もアジサイと共に梅雨の季節の火祭りを見学している様だった。
これで、私の体調不良も治ってくれると助かる。