毎月20日はビデオサロン誌の発売日。 もう25年間ずっと買っています。 そしてわたしのビデオ歴も25年。
今月号を手にとって中をサクッと立ち見したら、すっごく懐かしい名機の写真が見えました。 そしてビデオサロン30周年記念と書いてありました。 会社の自席に戻って、付録の別冊を見ていくと、自分で買ったビデオカメラがずらり並んでいて、今に思うと良く買ったものです。 25年前当時の紙面にすごい編集機器と業務用カメラを揃えて作品を作っているアマチュアカメラマンの記事が良く載っていて、どんな金持ちになったらこんな事出来るようになるのか、自分もそんな事して見たいと願っていたのを覚えています。
最初はビクター派で、GR-C2(VHS-C)を買い、次いでGR-S707(S-VHS-C)これは本当にかっこいいカメラでした。持っているだけでワクワクし、どこにでも持っていって撮っていました。 ここまでが、アナログカメラ。
ディジタルビデオカメラはまだまだ先だろうと思っていたところに突如SONYのXV-1000が現れ、DV時代に突入。 妻と喧嘩をして強引に手に入れたDVカメラでした。30万円しましたからねェ。 思い入れの強いカメラでしたので、とことん使いました。マグネシューム合金の一体作りの表面の塗装があちこちで剥がれ、その使用頻度の凄さを物語ったカメラでした。
次に買ったのは今でも名品と云われるSONYのVX-2000(DV)。感度が高く、ブライダルのような暗い場面でもライト無しで充分撮影が可能になり、かなり助かりました。 この時からVX1000とVX2000での2カメ撮影をするようになり、その前に編集もアナログからついに編集パソコンが出てSONY PCV-R70を買いました。 劣化無しの編集が可能になって、これまで不満だらけだったアナログ編集から飛躍的転進をし、映像作品作りに拍車がかかりました。 熱中とはこの事か。 そんな折学校の先生から作品作りのボランティアを依頼され、以来12年間学校や地域の方々からの依頼により作品を作って来ました。 正確に数えていませんが、50本以上の作品を作りました。 単に卒業式の記録ではなく、小学6年間や中学3年間の思い出を物語り風にした卒業ビデオをつくった時などは、感極まって泣きながら感謝の電話を掛けて来た父兄の方もいました。 お手紙も沢山戴いたし、少しは地域の役に立っているんだなと思います。
ただ、口コミでのご依頼もあるのですが趣味ですので限度があり、お断りした方には申し訳なく思っています。
その後、ハイビジョンの波がやってきてDVからHDVそしてAVCとフォーマットが変わり、FX-1、HC-1、FX-7、 XR-520Vと買い進んで、今はこれらのオールハイビジョンの4カメでコンサートや発表会などは撮るまでになりました。 5年前からは音にも凝って、ホール収録では殆ど音は別録りの96KHzサンプリングのPCM4CH録音から5.1CH音声編集にしています。
出荷媒体も、VHS→DVD→BDと進化し、現在はDVDとBDで出荷しています。
結局これまでに、8台ものビデオカメラを買ったんですね。 今まで自分のビデオの歴史を振り返る事もあまりしなかったけど、25年前ビデオサロンで紹介される人を見て、凄いなぁ~と思っていた事が自分の現実になっているような気がして来ました。 何時まで続けられるのでしょうか。 多くの人が私の作品を見て喜ぶ顔がある限り続けたいですね。 もう芸術の秋の季節です来週から来年4月まで私には過酷であり、楽しみの6ヶ月がやってきます。土日の殆どは撮影・編集・製品化に費やされます。
これから半年、ブログもあまり書けなくなるかも知れませんが自分に「ガンバれー」とエールを贈りたいと思います。