毎年この時期になるとニラにおびただしい数のアブラムシが付着します。
今年も奴らがやって来ました。
これは、3週間前の写真です。
あちこちにコロニーを作って集団で葉の汁を吸います。
酷い株だと約半分の葉にコロニーが作られます。
まあ、付いたからと云って、直ぐに枯れる訳でも無く、その前にニラを収穫してしまうし、水で流せばすぐに取れて流れてしまうのでニラを食べるのに困るほどではありませんが、やっぱり気分のいい物ではありません。
そこで、ある実験をしました。
実験内容と結果報告です。
●実験その1
アブラムシってバジルの匂いが嫌いで、バジルを野菜の間に植えておくとアブラムシが付かないって良く云うでしょ。
私もそれを信じて植えています。
実際、来ないような気がします。
それなら、バジルの葉っぱのエキスをニラに掛けてあげれば良いんじゃない?
早速、
・・・・
穀物酢も入れて水で薄めてスプレー容器に入れました。
とりあえず、最初は水流で流す事も良いなと考えて霧吹きではなくジェットでアブラムシのコロニーめがけてブシュ―!
これを2日間やってその後は霧吹きにして毎日朝晩掛けました。
●実験その2
良く、ハッカ油のスプレーを体に掛けておくと虫よけになるって聞きますよね。
3年前、パスタノーゲンもどきを作るのに買ったハッカ油が有るので、試してみる事に。
ハッカ油は油なので、水には溶けません。
そこで、スプレー容器にアルコールを少し入れて良くかき混ぜてから写真のスプレー容器を水で満たします。
(アルコールを入れると油と水が分離せずに混ざります。ガソリンタンクの水抜きにアルコールを入れるのはその応用ですね)
ちなみにハッカ油は5滴にしています。
(どこかに書いてあった訳では無く単なる感覚です)
これを毎日朝晩噴霧しました。
ニラの約2/3はバジル攻撃、残りはハッカ攻撃です。
----- 結果報告です! -----
①一匹だけいます。
②数匹居ます。
③数匹居ます。
①②はハッカ攻撃の株
③はバジル攻撃の株
まあ、どちらもゼロにはなりませんが、コロニーは皆無でした。
効果は有ったと断定して良いと思います。
どちらも植物から作った物ですし、特にバジルと酢の方は完全に自分でバジルを潰して作ったものですから食の安全性は抜群です。
2週間の実験の結果、ニラが枯れたり変色したりするような事も全くありませんでしたし、ニラの味が変わったり匂いが残ったりすることは全くありませんでした。
----- まだ続きが・・・ -----
上記まででブログアップしようとしていたのですが・・・
更にそれから一週間、継続しました。(結果3週間経過しました)
昨日確認しましたが、もう全ての株でアブラムシを探すことが出来ないくらい殆ど居なくなりました。
バジル+穀物酢 および ハッカ油 どちらの方法でも同様にアブラムシは居なくなりました。
まあ、どちらかと云うと液を作る手間を考えるとハッカ油の方がバジルの葉を潰す手間が無くて良いですが・・・
これを今後も継続して行けば、アブラムシが付くような事は無いと確信しました。
ただ、噴霧を止めてしまうと元の状態に戻る可能性がありますので、頻度は落としても継続が必要ですね。
まあ私の場合、家庭菜園ごときの15株程度の扱いですから何の苦にもなりませんが、以前ナスの葉っぱとオクラにもアブラムシがたっぷり付いたので、応用はいくらでも出来そうなのが最大の嬉しい事です。
--- おまけ情報 ---
●牛乳神話
昨年、アブラムシを殺せるとネットでも噂の牛乳を噴霧しましたが、べたべた汚くなるし、その後もずっと残るし、匂うし、アブラムシも半日で復活してしまうし、ニラは洗ってもベタベタが綺麗に取れず、途中で馬鹿らしくなって止めました。
牛乳神話は、実験結果の事実としてデメリットばかりで私は効果があるとは思えませんでした。
●うどん粉病に納豆菌+EM
昨年はナスの苗を買って来て暫く放置していたらうどん粉病で真っ白になってしまいましたが納豆菌(食べた後の容器のベタベタを薄めたもの)とEMのスプレーを3日くらいしたらうどん粉病が消えました。
キュウリも毎年うどん粉病になるので、そのついでにキューリは予防策として小さい苗の時から納豆菌+EMを掛けたら秋まで全くうどん粉病に掛からずに済みました。
初めての快挙でした。
でも、今年キューリは大きくなるまで掛けずにいたらうどん粉病が出てしまいました。
うどん粉病が出たキューリの葉っぱは一週間噴霧して進行は止まりましたが白いのは消えずにいたので予防のためその葉っぱ3枚を切り取りました。
今後は病気が発生していない葉っぱに納豆菌やEMを噴霧して感染予防をしたいと思います。
ナスとキュウリでは効果が違うという事もわかりました。
それもノウハウです。
来年はキュウリ苗を買って来たら直ぐにEMを始めようと思います。