はっきり言って今日はカルチャーショックを受けました。
目の前で動く5cm程度の小人のような人。
まさしくそこでジャグジーをやったり皿回しをやったり動いています。
実は、研究所のフォーラムでの実体験。
見たことない人に説明するなら、スターウォーズの帝国の逆襲でジャバ様にメッセージだと言ってR2-D2が投影すると、立体の人の映像がその場に現れるあれですよ。
「な~あんだ!3D映像だろうよ」なんて言わないでほしい。
TVの3D映像は、確かに飛び出て見えたりしますが、受動的で横や後ろから自分の視点を自由に変えて見ることは出来ませんが、この立体映像は周囲を歩き回ってみる事が出来て、どの角度からでも自分で好きに視点を変えることが出来ます。
だから、そこに人が実在している様に感じます。
実際の写真はこれだ!
これは右隣の部屋で実際に人がパフォーマンスを披露しているところ。
これを2台の4Kカメラで撮影している。
その左の部屋ではその状況を立体画像として映し出しています。
右へ回って、横から見ると・・・
自分が移動する最中でも刻々とその見る角度が実物を見るように変化します。
ちょっと手前のガラスが光ってますが、横からもこんな感じで状況を見ることが出来ます。
これって、相撲中継などをこれで見たら、反対側で良く見えなかった土俵際の足が出たの出なかったのなんて、一時停止して反対側に回り込んで確認すれば一目瞭然ってことです。
サッカー中継も、ゲームセンターのサッカー盤みたいに上からプレイを覗いてボールの動きに応じて自ら右へ行ったり左に行って、試合の様子を多角的に観戦することも可能です。
まるで、自分が100mを超えるような巨人になった様な感覚でしょうか。
もしかすると、将来的にはプロのバスケットボールの試合を遠く離れた体育館の中で生中継で等身大の選手が右往左往プレイするその一部始終を本会場と同じ様に自分が見たい角度から見ることが出来る時代が来るかもしれません。
もうひとつ、とっとちゃんとおしゃべりするコーナーがあり、こちらも気持ち悪いほど動きがリアルで、声や話し方も本人そのものって感じです。
AIを使ってロボットと人とがコミュニケーションを自然に行える時代の到来です。
これって、1ヶ月くらい前にNHKのBS番組だったと思うけど、立川談志と勝新太郎の人形が会場の人たちと普通に会話する番組がありましたが、あれと同じものだと思います。
今回のとっとちゃんはその番組見てたから「あーあれかぁ」で終わったけど、初めてみたら、驚きだし気持ち悪いね。
ましてや、既に他界した人と、顔の表情から動きの癖、声、しゃべり方、手などの動作、話の思考までがそっくりだなんて、本人の魂が乗り移ってはなしをしているかの様で、半分怖いです。
しかも、ちゃんと会話になりますから驚きだし確かに、この人だときっとこう言う回答が帰ってくるだろうと思われることをしゃべるから完全に本人が生き返ったという錯覚すら覚えます。(とっとちゃんはまだ生きてますよ。立川談志と勝新太郎での話し)
そのAIに欠かせないのが量子コンピュータ。
先日のSEATECでも出展していた超伝導リングの変わりに光ケーブルループを使った画期的な量子コンピュータの核となるものがこちら。
1kmもの長さの光ケーブルがドラムに巻かれていて、そこに光を流して二者選択的な演算結果を出すことで、これまで膨大な時間を要するような結果をミリ秒単位で結果を出すことが出来るらしい。
デモでは、日本国内の都道府県を4色の色で、隣り合った県とは一切同じ色にならないように色塗りをする場合の結果を出すと言うのを例に説明されていました。
量子コンピューターは逆に、曖昧さがない演算には向かい場合もありますが、より人間の感情などに近い処理結果を出すことが可能であり、これからのAI技術には無くてはならないものです。
それが、超伝導リングの様に冷却装置など必要としない光ケーブルで実現できるならそれは画期的な研究成果だと思います。
量子力学には、人が観察していた時の結果と、人が観察していなかった時の結果に違いを生ずるといった不思議な事象などもあり、一般的にはオカルト的な言い方をする人も居ますが、私はなんとなく自分なりに理解していることがあります。
これから益々その研究による摩訶不思議な世界が明らかになって行くでしょうし、人にとってとても重要な要素になると考えています。
これを理解することで、オカルトがオカルトで無くなる時代が来ると思います。
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フォーラムとは全く違う話ですが、無数の微生物も量子力学的存在らしいですよ。
それらを上手くコントロールすることで、健康な生活がおくれる時代も来るかも知れません。
多くの研究は肯定から始まります。あまり否定的な意見ばかり言う方は先が無いですよ。注意しましょうね。