私のブログ記事内容も年々成長をしている。
難儀な課題解決には仕事同様に時間を要する物だ。
だが、常に問題意識を持たないと解決には届かない。
このシリーズも紆余屈折、何度もトライしたがもしかすると今回FIXしそうな気がしてきた。
本シリーズの最初に挑んだのが、アンモニア水。
バスタブの青い線の原因は銅イオンの付着による物だから、化学反応的に考えれば「還元反応」で理に叶っているのだが、あの強烈なアンモニア水の匂いには耐え切れずに、息を止めて必要箇所にスプレーしている途中で限界に達してしまうし、その匂いに耐えて吹きかけても思ったほど効果が出なかった。
その後、漂白剤(カビキラー)や、日々のバスマジックリンの漬け置き的な技を披露して来たが、毎日やらないと効果無いし、日常的に風呂掃除をしているのは妻で、バスマジックリンの漬け置きは面倒だと言って実際のところやってくれないので、絵に描いた餅状態。
結局自分が休日の度に青い線を消すために努力している。
人間、なかなか「この方法が良いからやってね」と言っても、余程の素直さが無いと「そんなに綺麗にしたけりゃ自分でやれば」的な逆の方向に行きがちで、常にベクトルが一致する夫婦なんて1%に満たないのではないだろうか。
そんな意味では我が家は一般的な99%の夫婦とも言える。
こんな事を書きたてると角が立つので本題に戻りましょう。
さて、如何に短時間で、バスタブを傷めず綺麗に青い線を消すことが出来るか・・・・・
今までで、一番楽に綺麗になったのが「カビキラー」を青い線付近に沿ってスプレーする方法で、酷い状態でも続けて3回くらい繰り返せば綺麗に消える。
ただ、これを行った後に風呂に入って撫でると、その部分が嫌に「キュッキュッ」と鳴って表面がザラ付いている様にも感じて漂白剤(塩素)と云う強アルカリの成分はバスタブにもあまり良さそうには感じないので、躊躇していた。
かと言って、バスマジックリンの漬け置きは青い線が薄い場合には良いが、暫らく放っておいたりして色が濃くなってしまうと、なかなか効果が出ない。
そこで、更に1年考えた!
これは凄い効果だった~!!!!!
その新技を惜しみも無く一挙公開!
塩素などを使って無理やり溶かして剥がす的な方法はどこか無理がありそうだ。
やっぱし、原点に戻ってアンモニア水に立ち戻る方が良いだろう。
では、なぜ最初のアンモニア水は失敗に終わったのだろう?
1.その強烈な匂いに耐えかねる
2.青い線の部分に留まらずに直ぐに流れ落ちてしまい効果半減
そうだよね。自分で何時も云ってる「原因を探れば解決は簡単」。
原因はたったの二つ。
この2つの課題を一挙解決する方法を考え続けて来た。
先週、夜考えながら眠りに落ちるその寸前に閃いた事がある。
カビキラーは何で、良く落ちるのだ?
そうだ!あのスプレーした時の泡だ!
垂直の壁にアンモニア水を長く留めるには粘りが必要なんだ。
つまり、粘る物を混ぜてスプレーすれば良く落ちるし、匂いも閉じ込められて緩和されるのではないか?
居ても経ってもいられず、翌日にはアンモニア水をネット注文。
届いた。

さて、粘りはどうする?
あまりPHを変える様な物は良くなさそうだ・・・・・
バスルーム付近を物色していたら、妻が何時も洗濯に使っている液体洗剤があった。

「中性」と書いてある。

元々、水の中の銅イオンが石鹸カスと一緒にバスタブに付着するため水面付近の浴槽にこびり付いて線の如く色が付いて落ちなくなっている訳で、石鹸カスの汚れを落とすと言う意味でも液体洗剤は最適だと感じた。
先ず、スプレー容器に液体洗剤をキャップ一杯入れ、その後アンモニア水を100ml程度入れてフラスコを揺らすように容器を軽く振ってかき混ぜた。



特段、ガスが発生したり変色する事も無く、無事完了。
それを、バスタブの青い線に沿ってスプレーした。
この写真はスプレー前の様態だが、うっすらと青い線が出来ているだが、写真では今いち良く分からない。
1ヶ月も放っておけば写真でも分かる位、青い線がくっきりするんですけどね。

スプレーに際しては、アンモニア成分の瞬時の蒸発を抑えるため霧では無く少し粒が大きく成る様にノズル先端を調整した。(先端を回すことで霧から水鉄砲のような状態まで可変できるスプレー容器が良いです)
このスプレーしている間、バスルームから逃げ出すようなあの強烈な匂いは半減して息をし続ける事が出来た。
思ったとおり、その液体は洗剤の粘りで吹きかけた場所に留まっている。
このまま換気扇を点けてバスルームから退去。
30分程してバスタブを見に行くと、バスルーム内は既にアンモニアの匂いも無く、青い線も綺麗に無くなっていた!
だ・だ・大成功!
これは凄い! 「ためしてガッテン」改め「ガッテン」に取り上げても良さそうなネタだ。
その後、お湯を張って入浴したが、スプレーした場所が変に「キュッキュッ」引っかかる事も無く滑らかだ。
このバスタブの青い線に悩んでいる多くの方。
是非一度は、試して見ては如何でしょう。