ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

外科医 須磨久善

2010-09-06 13:36:09 | どうでもいい話
外科医 須磨久善  テレビ朝日ドラマスペシャル

ひさびさにドラマ見ました。
「チームバチスタの栄光」で一躍有名になった
海堂尊さん原作のドラマ化ですね

実在の心臓外科のカリスマ須磨久善氏の半生記を
描いたもの。

ストーリーは
患者を救うことに医者としての本分を見出し
地位や名誉には一切省みず自分の思う道を突き進む
心臓外科医。
かねてから確立の心臓バイパス手術には、脚などの静脈を
使用していたが、静脈では動脈ほどの耐久性がなく
10年持てば良いほうであった。
そこで、須磨医師は胃大網動脈を使用することを思いつく
数々の困難を廃し、初めての手術に成功
周りからは揶揄されるが、やがてはその方法が主流となってくる。

須磨医師は、更に自分のキャリアアップ(心臓外科の手腕を磨く)のために
外遊しそれなりの地位と生活を手にいれ、何不自由なくすごしていた。
が、日本の心臓疾患の患者を1人でも救うために、心臓外科専門の病院を作るのを
目標に
日本へ帰ることを決意する。

そのころ心臓が肥大化する拡張型心筋症への外科手術として
ブラジル人医師バチスタ氏が提唱したバチスタ術式がその奇抜な術式が
世界を驚かせていた。
日本ではまだ実績が1例も無かった。

心臓移植が認められていない日本の中で、
須磨医師は、重篤の患者に、残された道はバチスタしかない事を説明し
患者の了解を経て未知のバチスタ手術に挑む
結果は、残念にも肺炎を起こし患者はなくなってしまい、世間の風当たりが
きつくなる。

しかし強力な信念のもと、須磨医師は2例目の症例に取組み
結果見事に成功させる。


こんな感じなんですけど
須磨医師を演じた水谷豊がいいんですよ
常に冷静で淡々と演じてますが、誠実さと真剣さがにじみ出ててねえ
医者としておごることもなく、謙虚で真摯な姿勢で患者に対峙してるのが
いいです。
妻の薬師丸ひろこもいいですね。常に陰で夫を支える姿には
華美さはまったくありませんが安心感があります。
周りを固める役者も、部下の小泉孝太郎、看護士の田中美里、
院長の宇津井健、中村雅俊らもでしゃばることなく良い感じでした。

特に患者役の平田満、東ちずるの演技も涙を誘うものでした。

心臓移植を待つ少女が、須磨医師にだけ心を開き
移植が間に合わず他界してしまうのですが
彼女が須磨医師に残した手紙のシーンには参りました。

また、見る機会があったら是非ごらんください。

外科医 須磨久善
海堂 尊
講談社

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