13人の刺客
「しかく」というのか「しきゃく」というのか?
そんなことどうでもいいんですけど
昔、上岡龍太郎がテレビ番組の中で異常に「しきゃく」にこだわってたなあ
それこそどうでもいい
ストーりー
徳川家の血筋を引く明石藩城主、松平斉韶こいつが基地外で
やりたい放題に残虐非道を繰り返しているんですけど
こいつが次期老中に内定したもんだから
これはまずいと正義感に燃える島田新左衛門が仲間を集め
斉韶を殺すことに
その思いに11人の仲間が集まる。
参勤交代の隙を狙い、ある宿場で秘策を講じ待ち伏せすることに
宿場に向かう途中に山猟師が1人道連れになり、総勢13名の刺客となる。
斉韶のもとには、君主の非道を知りつつも君主を守るのが武士道と
信じる、鬼頭半兵衛が300人の手勢をつれて万全の守りを築いていた
宿場町で対峙する島田と鬼頭、さて軍配はどちらにあがるのか?
ここから先はネタばれありね
稲垣五郎ちゃんの斉韶、最高に最低ww極悪非道極まりない
両手両足を切り舌まで抜いた女を慰みものにしたり
気に入らない部下の家族を庭に並べて、弓で射ぬいたり
もうむちゃくちゃです。
もう館内がアンチ稲垣ムード全開。
そんな馬鹿殿を討ち果たす正義の味方、島田(役所)はしぶいんですよねえ
それの部下役の松方弘樹もさすがです。島田の甥っ子役の山田孝之君も格好いい
しかしですよ、
最後に加わった山の猟師(伊勢谷君)の存在が少し浮きすぎ
なんだかね、7人の侍の三船敏郎を意識してるのでしょうか
重厚な物語の中の清涼剤のつもりでしょうか?
でもちょっとやりすぎかなって
最後の1時間、宿場での死闘のシーンは
斬っても斬っても次から次から敵がわいてきて
それをまた斬りまくってね
手に汗握る展開でした
なかなか見応えのある映画でしたよ
ぜひどうぞ
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