昭和時代の思い出
学生時代、難波の駅を毎日通ってたのですが
地下鉄難波から南海電車へむかう通路に
毎日、ネクタイ売りのおっさんがいました
ワゴンにネクタイを並べて売ってます
1000円だったか2000円だったか忘れましたが
安い値段で売ってました
ながいこと気が付かなかったのですが
おっさん一人で売ってると思てましたが
毎日ネクタイを物色してるおばはんがいることに気が付きました
毎日同じおばはんです
よくよく見たら、おばはんなんかぶつぶつ言ってます
「やすいわー」
「めっちゃ安いわー」って
通行人のほうを見ながら、
「これ、ほんまやすいわー」って
「さくら」でしたww
さくらってご存じない方もいるかもですね
さくらとは、客の購買意欲をそそるため、客のふりをして
品物を誉めたり、高く買ったりする役のひとをいいます
おっさんとおばはんと夫婦でしょうか
やっぱさくらがいると、なんだろなってみる人もいますからね
売れてるかどうかはわかりませんでしたが
わしが学校に通ってるあいだ、ずーっとやってたから
それなりに売れてたんでしょうね
あるときなんか、ワゴンの周りにいつものおばはん以外に
あと2人くらいおばはんがいて、3人で口々に
やすいわーやすいわーって言ってるのを
見たこともありましたなあ
一族総出でやってたかもですね
関空開港時期にあのあたりがきれいになったと同時に
いなくなりましたね
今でもどこかでやってるかな
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