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田村正和さん逝く 平成が遠くなりにけり

2021-05-24 15:17:39 | どうでもいい話

田村正和氏逝く



古畑任三郎役で一世を風靡した田村正和氏がご逝去されました

残念です



あのドラマは、本当に面白かったですね

あのドラマで西村雅彦さんやアリキリの石井さんが売れるきっかけになりました



ドラマの立て付けが倒叙式っていう方式で

まず最初に犯人が犯行に及ぶ場面から始まります

見てる視聴者は初めから犯人が分かってるのですが

犯人は、いろんな手立てを講じて完全犯罪を目論んでます

その犯人との会話で追い詰めて最後に自供に追い込むという手法です



普通の犯人捜しのドラマや映画だったら

犯人はたいてい、ギャラの高そうな人になりますからね

なもんで、いくら正義面していて詰まんない役をしている人でも

視聴者は「こいつが犯人じゃねーの」ってだいたいわかっちゃいますからね

これはすこし興ざめではありますな



そんな中、倒叙式という最初に犯人が犯行を起こすシーンから始まるというのは

面白い

トリックを駆使して無実を装う犯人に

田村さん演じる古畑警部が、ねちねちと質問していくんですよね

だいたいが頭のいい犯人。犯人は古畑警部を馬鹿にしたように鼻であしらうのですが

小さな矛盾点をねちねちとついていきます

犯人は勝ち誇ったようにその質問に完璧な答えを用意してます

そして、引き下がる古畑警部

安心する犯人

しかし、部屋を出る直前に、「あのーもう一ついいですか?」と

油断した犯人に切り込んでいきます

なかなか面白い



この手法は、実はぱくりで、パクリというのは言いすぎですが

倒叙式のはしりでは、1970年代にアメリカのドラマシリーズで

刑事コロンボってのがありました

ピーターフォーク演じるさえない刑事

いつもよれよれのレインコートを着ていて

安物の葉巻を吸い、いかにもできなさそうな人物です

犯人は、超一流のセレブ達

みんながみんなコロンボを馬鹿にしたように扱いますが

コロンボが「いや~うちのかみさんがね」という名セリフともに油断させ

アリバイを崩されていきます

それが面白かったんだよなあ

そんなことはどうでもええんですけど



古畑任三郎は、よかったよなあ~

また再放送してくれないかねえ





































コメント (2)
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