ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・

実験中

ニューカルマ  新庄耕

2024-10-16 06:30:17 | 読んだ本の紹介

ニューカルマ 新庄耕



「地面師たち」の新庄耕さんの作品



あらすじから

人生や社会を豊かにすると喧伝するネットワークビジネス。

ある日大学時代の友人から突然かかってきた電話で勧誘されたユウキ。

今、彼の勤める会社ではリストラが始まり不安な気持ちが膨らんできていた。

そんな状況の中、副業のつもりで入会し、順調に会員を増やしていき、次第にそのビジネスにのめり込んでいくものの、

周囲からは冷ややかな目で見られるように。

そして思ってもみない落とし穴に嵌まり―。



とまあこんな感じ

一流の大学をでて、一流企業の子会社に就職したユウキ。

入社した時期がわるかった、平成不況の真っただ中

業績が悪い会社は雰囲気も悪く、リストラの嵐が吹き荒れていました



年を取った先輩が九州工場へとばされて憂き目を見るのを

目の当たりにしたユウキ

ユウキ自身も仕事がうまく回っていない

そんなときに大学時代の友達から電話がかかってきた

どうもマルチ商法の勧誘らしい

最初は断っていたが、気の弱いユウキは断り切れずに

セミナーに参加してしまう

マルチとネットワークビジネスは違う

ネットワークビジネスは、優秀な商品に裏打ちされた根拠のある

正当なビジネス手法である

セミナーでのリーダーの甘言に踊らされて

ユウキも加入してしまう



とりあえず自分の子供会員を増やさないと

親であるユウキは儲からない

会社の同僚や友人、家族を巻き込んでいくが・・・





とまあこんな感じ

アムウ●イを彷彿とさせますね

わしも20年くらい昔、会社の同僚がアムウ●イをやっていて

洗剤や浄水器をすすめられたりしました

当時は若かったしそんなもんいらんって、平気で断ってたから

被害はなかったけど

会社では、アムウ●イの洗剤を会社の金で買ってる

お局がいたなあ



かとおもえば、同期の奴が

ハーバー●イフをやっていて、ことあるごとにサプリメントを

ほめてました。

年賀状では、ハーバー●イフのメンバーでハワイに行きましたとか

いう景気のいい話をしてましたなあ

いつの間にか、会社を辞めていなくなりましたが

わしにも買ってほしかったのかな

私は鈍感だから、まったく聞く耳を持ってませんでしたが



小説では、マルチにはまったユウキの姿を描いていますが

ラストは、考えさせられるシーンで終わってます

いったい、マルチビジネスとはなんなのか?

考えさせられます。



アムウ●イをやっていた、お局さんも金持ちになったという話は聞かないし

ハーバー●イフをやっていた同期の奴は、それなりの高位だったので

羽振りのいい話をしてましたが、

会社を辞めてからはどうなったか行方知れず

ひょっとしたら、芦屋の豪邸に住み、週末はクルージングしてるかも



いっちょやってみるかw













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2 コメント

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Unknown (康太郎)
2024-10-16 21:44:40
今は狼の牙を折れ(門田隆将)
を読んでます。
70年代に起きた三菱重工爆破
事件を描いたノンフィクション
で公安や過激派もほぼ実名で
書き上げ当時の時代背景も
リアルに想像させてくれます。
帯に書いてますが安倍ちゃん
(当時の首相)が『ページ
をめくる手が止まらない』と
ツイートされたそうです。

御大の新刊は「そらそうや」
というタイトルのエッセイ集
です。
作家になる前から現在に至る
までを自虐気味に書いてますw
すばるで疫病神シリーズ連載
してるのですね!
単行本が待ち遠しいです。       
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Unknown (neconome_2004)
2024-10-17 09:02:33
おはようございます
面白そうな本ですね
わたしも読んでみようっと
ノンフィクションは事実の重みがあって
いいですね。
御大の本面白そうですね
そんな感じの本で好きなのが
東野圭吾の
あの頃は僕らはアホでした
って本
きっと私らの世代に受けると思います
ぜひ読んでみてください
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