先日3日(土)の静岡県熱海市の土石流は、ニュースを観て驚きました。
山間(やまあい)に、とても信じられない大規模土石流が起きて、恐ろしい惨劇を目の当たりにしました。一瞬にして約130棟が流されたと報道されていましたが、住む家を失った方々は、明日からの暮らしはどうするのだろと、また、安否不明者の皆さんも気掛かりになります。被害を受けられた皆さまには、お見舞い申し上げます。
こちら信州も、地形面積の8割が山並となっていますので、いつ我が身に起きる現象かも知れません。万一が起きたら、とっさに避難出来る様に準備も必要になってくる……、と、そんな思いです。
さて、今日の話題ですが、昔、若かりしバンド時代に、地元長野市の某高級ナイトクラブから出演のオファーをいただき、我々の音楽はロックが中心ですので、「大丈夫かい?」と心配しながら半信半疑で演奏に出掛けました。
楽器(エレキギター・エレキベース・ドラムス・マイクなど)は勿論のこと、ボーカルアンプと大きなスピーカー、ギターやベースのアンプ、それのやはり大きなスピーカーなどなど、メンバー4人で汗を流しながらクラブ内に搬入して、夜7時開始の店オープンに向けてスタンバイ出来ました。
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もっとも、夜7時からですと、ナイトクラブのお客さんは殆んどいらっしゃらなくて、ポツンポツンとした店内の様子でした。
そして、ワンステージが演奏30分間といわれていたもので、スローテンポの感じで、音量も小さくてすむ選曲をして、ステージに臨みました。
ところが、そのスローテンポの静かな3曲を演奏したところで、クラブ・マネジャーが飛んで来て、「もう、演奏いいから、片付けて帰ってくれ!」………と、約15分くらいで、クビになってしまました。
仕方がありませんので、また汗を流しながら、機材の撤収に早々取り掛かりました。
今思えば、ロック・ミュージックそのものが高級ナイトクラブには不向きだと思ってはいたのですが、オファをいただいたもので、メンバー全員おもしろそうだから行ってみよう……、と云う事で甘い考えがあり、結果として「お呼びでない!」と云う事態をつくづく味わいました。
バンド活動中は、地元の色々なミュージシャンの方々ともお知り合いになり、この高級ナイトクラブで日頃から演奏している先輩などから話をお聞きしてはいたのですが、この高級ナイトクラブで日頃演奏しているのは、100%ジャズで、ピアノ、ウッドベース、クラリネットなどとのことでした。当時、若さ故の無鉄砲さが如実に表れた結果となりました。
そりゃそうでしょうね! そもそも高級ナイトクラブの客層は、会社の社長さんや部長さん、それにある程度の富裕層のお客さんだと思うのですが、そう言った客には、ロック音楽は、キレイなホステスさんに囲まれて酒を飲む処には、ただうるさいだけだったと思います。
恐らく、バンドメンバー全員一生忘れられない想い出になっていると思います。
まだまだ、バンド活動中には、色々な出来事が起こり、忘れられない想い出ばかりですが、また機会がありましたら、逐次ご紹介させていただこうと思っています。
本日もこのブログにお立ち寄りいただき有難うございます。
厚く御礼申し上げます。
(追伸)池 千之助のプロフィール画像を、お遊びで机上(キジョウ)整形してみました。
本人よりかなり若返った顔になっています。
昨今の編集ソフトは色々あるので、お試しいただければと思います!
自分が自分でないような感じになっているかも…………、と思います。