「吠えている犬は、学習できない」
今日ノーズワークのセミナーを受けてきて、先生の言ったこの言葉に衝撃を受けました。
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「恐怖を感じている犬は、学習できない」
それは、以前からわかっていて
「恐怖に脳が支配されている時に、犬は学習のための脳が働くことができないだめ
怖がっている犬に何かを教えようとしても身につかない」
ということは、
理論的にも実践的にもわかっていたことで、まず犬に何かを教える時は、怖いものがない環境で
安全で安心できる状態にすることが優先されます。
でも今日のセミナーで「犬は吠えている時も学習できない」と聞いて
「吠えもそうだったのか・・・」と改めて知らされました。
吠えは、犬の心理状態がいろんな時に現れます。
警戒している時、警告している時、うれしい時、楽しい時、要求する時…。
恐怖からも吠えもあるので、その時は学習できないとは思っていましたが
その他の吠えの時もそうなんだ・・と知りました。
確かにそれがうれしい吠え、歓喜吠えであっても、犬は興奮状態にありますよね。
あっ、うちの風ちゃんは平常心にもかかわらず退屈になった時に、吠えてみる・・というクセがあります。
「吠える気持ちは、犬自身がセルフコントロールして静めるようにならないとダメ」なんだそう。
飼い主があれこれ反応するのは、すべて逆効果になることが多いようです。
飼い主は、そんな時
犬に対してどうこうするのではなく
飼い主ができることは、吠えにくい環境を整えてあげることだけなのかもしれません。
うちは、風愛ちゃんが良く吠えるタイプなので、めっちゃ勉強になりました。
飼い主である私の行動と、風愛ちゃんの吠えの関係を客観的に見れば
何か吠えを誘発したり、強化しているのかわかるはず。
自分の行動って、自分では見えないから、それがなかなかわからなかったりします。
「吠えてしまったら、犬自身が気持ちを落ち着かせるまで待つしかない」。
何か教えて学習させるにしても、落ち着くまで待って、そのあとでしかできない。
いいや、それなら吠える前の興奮状態に入る前に、手を打って「吠えない方が良いことが起こる」と学習させる?
いろいろと対策を考えてしまいます。
だけど大切なのは、犬に考えさせること。
うーん、何をどうしたらいいのか?
まずは、風愛ちゃんの吠えのパターンとトリガーを記録していき
その中でも、最もなくしたい吠えを設定して、強化子を抜く手はずを考えるのが良いのでは?
と考え中です。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
「人の話は黙って聞け」ってことですわ。
「人の振り見て我が振り直せ」と言いますがワンちゃんの振り見て・・・。
気をつけようっと。
分化強化で、吠えより強い強化歴の行動をコツコツ作るのが近道なようにも思います。
はい、イヌから学ばせてもらうことが
私は多いです。
でも、指示で吠えることができる犬もいるので、全部の吠えが学習できないわけではない・・コントロールできる吠えもあると
感じているんですが・・・。
犬によっても違いがありそうに思います。
吠えグセがつく・・という言い方があるように
犬にとって吠えることが快刺激となり
セルフ強化になる・・・
うちの風愛の場合は、特にその傾向が強い気がします。
警戒吠えと要求吠えでも、かなり心理状態は違うし、なかなか難しい問題だと。
ただ吠えていた犬が匂いを嗅ぐことで落ち着くというシーンも多く見ているので、学習できないといえるのかは、ちょっと疑問です。