日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

映画「海と大陸」(Terraferma)の試写会に行ってきました+チャリティー試写会のお知らせ(2013.3.24)

2013年03月08日 | イタリア映画・映画
映画「海と大陸」(Terraferma)の試写会に行ってきました+チャリティー試写会のお知らせ(2013.3.24)

地中海の小さな島で 海の掟に生きる家族と 必死の思いで海を渡ってきた母子
世界の歪みと人間としての良心を描く 現代イタリアの心揺さぶる感動作!

シチリアから遠く離れたリノーサ島にある日 アフリカからの難民サラとその息子が決死の覚悟で海を渡ってくる 海の掟を重んじる祖父は母子を救うが...

2012年イタリア映画祭のポスターにも使われた 船から大勢の人々が海に一斉に飛び込むシーンが記憶に残っています 岩波ホールにていよいよ4月6日から一般公開!!
第68回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作品

「海と大地」(Terraferma)
2013年4月6日(土)~
岩波ホール

詳しくは こちら

エマヌエーレ・クリアレーゼ監督はローマで生まれ育ち、ニューヨーク大学で映画演出を学び劇映画監督デビュー。イタリアに再び戻ったのちは、祖父の故郷でもあるシチリアに関心を深め、一貫して南イタリアを舞台に映画を撮り続けてきました

   *    *     *
3月7日のシネマート六本木での試写会に行ってきました 

どこまでも青い海(近くのランペドゥーサ島では船が浮いて見えるほどに透明な青)
海の底から船の底を撮影し 海の底の音とともに網が海中に投げられるシーンから始まるこの映画は 夏のバカンスにやってくる多くの観光客(それを目当てに 魚が取れなくなってきた主人公一家はバカンス客に自宅を提供しますが...) そして漁船に助けを求めるボートにあふれる難民の姿との対比が実に印象的でした...  

法律 そして海の掟 どちらを重んじるべきか 島の人々の迷いと選択 
自分が直面したらどうしていただろうか... あれからずっと色々考えています
自分を 20才の主人公フィリッポの母ジュリエッタに重ねて見ていました 

2011年の第6回難民映画祭で見た「終着点: ランペドゥーサ島」とも通じるテーマです 
それにしてもどこまでも広がる紺碧の海... 

この作品のタイトル「Terraferma」は 「海に対して陸地 島に対して大陸」ですが この島はシチリアよりもアフリカにより近いとのことで 監督はアフリカ北部から船で到着する難民が年々増えているイタリア また地中海の島々の状況を目の当たりにし 再び難民問題をテーマに映画を撮ろうと決意し この「海と大陸」を制作したそうです

    * * *

この作品のチャリティー試写会が開催されます:
2013年3月24日(日) 13:30~(開場13:00) 
於 イタリア文化会館アニェッリホール
予約不要 参加費500円(参加費はすべて国連UNHCR協会に寄付され 難民援助活動に役立てられます) 
ゲストを招いてのトークショーや展示もあります

詳しくは 映画HPの「News」にあります ぜひいらしてみてください


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