11月の外国語絵本の読み聞かせの会では「はっぱをつかまえて」と「キーウの月」を読みました(2022.11.20)@いたばしボローニャ絵本館
2022年8月のボローニャブックフェアinいたばしでの4回の読み聞かせに続き 11月はちようど落ち葉の季節なのでドイツ語はアントンシリーズの「はっぱをつかまえて」 またイタリア語は緊急出版なったジャンニ・ロダーリの「キーウの月」に急遽差し替えての読み聞かせとなりました😊
20人以上の子供連れの方達が聞きに来てくださいました💕
最初はイタリア語の手遊び歌の「testa, spalla, gamba e pie」これは英語版で皆さんご存じでした!!
まず最初に 『ねこのおいしゃさん/ますだゆうこ あべ弘士|絵本のギフト通販【クレヨンハウス】 (crayonhouse.co.jp)』の中国語版を読んでいただきました 私は日本語版を持ってお手伝い♪
次に ドイツ語のアントンシリーズ『Anton und die Blätter/はっぱをつかまえて 』(Ole Könnecke作/Hanser社) ちょうどこの絵本館の大きな窓から 平和公園にはらはらと舞い散る落ち葉が見えて ぴったりのシークエンスです🍂
アントンとルーカス グレタとニーナという いつものお友達が あとちょっとで落ち葉に届く...というところで わーっと落ち葉の山が舞い散る様子が 紙面いっぱいに描かれているところがクライマックスですね🍂
次は『やさいさん』の中国語版です これはしかけ絵本で 上にめくると 答えはどの野菜かわかります🥬🥕🥔 赤ちゃん絵本と幼児向け絵本を1冊ずつ選んでいるとのこと
最後にイタリア語で ジャンニ・ロダーリの『キーウの月/La luna di Kiev』を読みました
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今回読んだ4冊の絵本
「キーウの月/La luna di Kiev」は イタリアの国民的作家 ジャンニ・ロダーリ/Gianni Rodariが 1960年に40才の時に書いたお話ですが 今回のウクライナ侵攻を受け この春にイタリアで そしてスペイン イギリス ルーマニア ギリシャ等で またこの日本でも相次いで緊急出版されました
最初は小学校教師 そして新聞記者になった時に ロダーリは子供たちの前で質問に答えるということをしていましたが 「どうして雨のあとは虹が出るの?」等に続き キーウの女の子が「どうして月は白く光るの?」と尋ねました
ロダーリは「月は自分で光るんじゃなくて 太陽が月を照らしてくれて それで白く光って見えるんだよ」と答え こうして生まれたのが「キーウの月」というお話だったそうです
このお話は 子供のためのわらべ歌(filastrocca)で 戦争のことにはまったくふれていません でも ロダーリの詩の言葉は私たちに 「みな同じ空の下にいるのだよ」そして「今私たちがながめている月を ウクライナの子どもたちも見上げているんだよ」ということを 思い出させてくれるのですね...
サークルのオンラインイベントでジャンニ・ロダーリについて取り上げた時の 写真や資料を下地に使わせていただきました 先生にあらためてお礼申し上げます
終了後に思いがけなく大学生のインタビューを受けてしまいました💕 いつもインタビューする方なので嬉しい驚きです😊 ← 時々ここでインタビューされている人を見かけます
いつも立ち寄っている図書館ですが 自分が読み聞かせボランティアの本番の時は 緊張して早く着いてしまいますね~ 今年のお当番はこれにて終了です!! 来年の絵本ももう決まりました📚
いたばしボローニャ絵本館は こちら ← 第1日曜は英語 第3日曜は多言語の読み聞かせをやっています (14:00~14:30)