「世界の書棚から」第20回『 イタリアの絵本&児童書ブックトーク2023 ―Libri per bambini 2023―』に行ってきました (2023.12.16)@板橋区立中央図書館
第19回のブルガリアに続き 第20回「世界の書棚から」は 3回目となるイタリアです😊
2023年はイタロ・カルヴィーノの生誕100年にあたり 2024年もイタリア文化会館ではカルヴィーノ関連イベントが開催されるそうです
イタロ・カルヴィーノ関連書籍📖
展示された数々の児童書・絵本
まずは Pippini ナポリ在住のGiovanni Colaneri 作 ボローニャ展入選作品からご紹介いただきました📖
作者の実体験にもとづくお話で ある時から定期的にベランダに蜂が訪れるようになったことがきっかけで 街のあちこちに蜂が現れ... どのページにも蜂が そして様々なキャラクターが(海外出版を前提に 分かりやすい名前で)現れるというものです📖
Pippini そして Una strana orchestra
またサイレント絵本がイタリアで増えつつあるのは 移民の増加等も影響しており 「読み手の力を信じる」ことが前提となっているとのこと
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Una strana orchestra へんてこ楽団 Janna Carioli 作 Andrea Antinolli 絵
タイトルのstrの色が違っているのは理由があり 発音しずらい子音を選んでいるのだそうです このシリーズGli sbaglianò では 子音の続くイタリア語の発音や綴りを自然に覚えられるように わざとそういった子音を取り入れた絵本を作っているそうです😲
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Jole ヨーレ Silvia Vecchini 作 Arianna Vairo 絵 ストレーガ賞の児童部門賞受賞作
祖母と孫娘の日常の中の非日常を描いた本で 印刷工房を設立したそうですが 最近は一人で出版社等を立ち上げる動きも増えているそうです😲
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L'incanto del buio 暗闇に浮かぶ夢 Francesca Scotti 作 Claudia Parmarucci 絵
クリスマスプレゼントを待つ間 暗闇の中で遊ぶ子供たちは... 🎄
油絵を特殊な手法でスキャンしており 小さい頃に聞いて読んだ「くるみ割り人形」の情景がもとになっているとのこと
L'incanto del buio
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C'è un'albero in Giappone ある一本の木 Chiara Bazzoli 作 Anton Gionata Ferrari 絵
長崎の町中にある一本の柿の木 原爆投下後に再生した柿の木の絵本です 日本的な画風ですね
世界の国々に 柿の苗木や種を広める「時の蘇生・柿の木プロジェクト」というのがあるそうです
C'è un'albero in Giappone
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その後 2023年にイタリア語から日本語に翻訳出版された児童書の紹介をしていただきました:
Part 1
Part 2
Part 3
イタリア人は日本人よりも読書量は少ないのですが それでも今は日本の書籍が普通に買えるようになり 日本を訪れるのがトレンドとなり 日本語版の小説なども普及しているそうです😲
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最後に イタリア外務省国際協力省主催の翻訳出版助成金のご案内をしていただき(字幕翻訳等もあり)今年ラストのイベントも無事終了となりました🎄
また とてもしっかりした作りのイタリア文化会館のロゴ入り布袋も全員にプレゼントしていただきました💕
さらには じゃんけんで勝った方にイタリア語・英語版の書籍をプレゼントしていただきました とてもステキなクリスマスプレゼントです🎁🎄
「世界の書棚から」は こちら
次回は アルゼンチンです