今日の15:00から、JAさがと打ち合わせをしていた。
今年の流通価格のことや、産地からの情報発信のことが中心であった。
それらが終わって、最後に「逢地ブランド」についての話をした。
「逢地ブラント」には、「さがびより」「夢しずく」「ヒノヒカリ」の3ブランドがある。
そして、差別化米のみを扱う「和穀の会」には、この3ブランドが入荷している。
よって、和穀の会会員であれば、この3ブランドを、自由に取り扱うことが出来る。
であるが、中々このブランドの知名度は上がらない。
正直、衰退しているブランドだと言ってよいだろう。
「さがびより」は、多くの店舗で取り扱う生産量がある。
しかし、「夢しずく」と「ヒノヒカリ」については、自分の店の契約分が大半となってしまっている。
なので、紹介しにくいという現実もある。
でもこれが、自分にとっても産地にとっても、動けない現実となってしまっている気がしている。
なので今回。
この「逢地ブランド」の、「夢しずく」と「ヒノヒカリ」について、生産調整を検討したいとお願いした。
売りにくい品種をいつまでも作っているより、「さがびより」に変えていってもらった方が、産地が潤うのではと思う。
自分としては、初めて作り上げたブランドであるため、誰よりも思いは強い。
出来れば2倍3倍と、まだまだ拡大をして行きたかった。
しかし現実は、完全な頭打ち。
産地からの協力も得られないのが現実。
もう伸び代は無いと思われる。
なので、このままの状態を維持するということは、不可能と結論付けた。
産地に迷惑をかけてしまっても、和穀の会に迷惑をかけてしまっても申し訳ない。
一番の解決策は、自分が計画を縮小することだろうと思う。
なので、その話をした。
これからの時代でも、十分に乗っていけるはずの、強いブランドにまで作り上げたつもりであった。
しかし、何処で歯車が噛み合わなくなってしまったのか・・・
辛い現実となってしまったが、仕方がないと思う。