産地の活性化のためにと、産地にまで行って、お米についての収録をして、全国放送までもしたのに、そのチャンスを活かせないまま、衰退を続けている産地が多すぎる。
一度、大々的に、某産地や品種について全国放送をしてしまうと、再度、同じ産地や品種を、番組などで紹介する事は、全国をバランス良く紹介するように意識している自分からすると、中々難しい。
しかし、そう考えながらも、「紹介するチャンスが今だ」と判断した時は、本来なら紹介するタイミングではない産地や品種を、「強引」に入れてもらう場合もある。
その強引さが、自分とマスメディアとの距離を広げてしまう原因にもなってしまっている。
だが、自分の事より産地が活性化する事が大切。
だから、自分のマスメディア寿命を短くしてでも、産地や品種にチャンスをあげている。
なのに、産地は、なにやってるの?
せっかく紹介したのに、産地内はバラバラ、ブランド化も出来ず、担い手も増えず、紹介した品種も消費者から忘れさられ。
全く愚かでしかない。
巨大な山が崩れ落ちた事から、二度目がなければ、三度目は永久にない。
天から、蜘蛛の糸は、もう降りてこない。
チャンスをあげたのに、活かせなかった産地は、そろそろ、自力で何とかするか、将来を諦めるかの、判断を始めた方が良いだろう。