nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

吉田修一 森は知っている

2017-10-18 11:30:34 | 本・雑誌・ドラマ
新しい文庫が出ていたので、久しぶりに吉田修一作品を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
南の島で知子ばあさんと暮らす十七歳の鷹野一彦。
体育祭に興じ、初恋に胸を高鳴らせるような普通の高校生活だが、その裏では某諜報機関の過酷な訓練を受けている。
ある日、同じ境遇の親友・柳が一通の手紙を残して姿を消した。
逃亡、裏切り、それともー!?
その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとなる初ミッションに挑むが…。

17歳なのに秘密諜報部員という、南の島で暮らす二人の高校生。
純朴な高校生と、感情をコントロールして任務に専念するスパイの姿。
障害のある弟をかばうために奔走する柳と、気になる少女に気持ちを伝えられないままに姿を消す鷹野。
それぞれの過去と、今と、これからが、淡々と語られていきます。
工作員として生きるために仕立て上げられた、少年達の生い立ちや存在があまりにも非情で
ノーベル賞で話題になっている作家、カズオイシグロさんの「わたしを離さないで」を、ちらっと思い浮かべてしまいました。

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