先週のアウェー名古屋戦で、今季Jリーグの日程はすべて終了しましたが
優勝すれば、来シーズンのACL参戦のチケットが手に入る、大事な天皇杯の準決勝が昨日行われました。
相手は今季5度目の戦いとなるセレッソ大阪でした。
2週間前、寒風吹き荒れる中、めちゃくちゃつまらない試合を展開し
いいところが何もないままに、ロスタイムの失点で清水に敗北。
デン、宇賀神、槙野の退団セレモニー、阿部ちゃんの引退セレモニーに水を差す形となったレッズでしたが
昨日の埼スタは風もなく、16時キックオフの試合のわりに、日が暮れても気温が下がらず、今季一番の穏やかな天候。
そして試合の方も、清水戦とは比較にならないほど前への意識が高く
縦パスがうまく通り、人もボールも走るサッカーで素早い攻撃。
守ってはショルツを中心に、シュートを打たせる前にしっかり芽を摘むディフェンス。
美しい流れに酔いしれるような、観ていて飽きない楽しい時間が過ぎていきます。
そして前半29分、今季で退団の宇賀神、意地のゴールで先制。
2018年の決勝でも決勝点を決めた宇賀神、まさに天皇杯男。
その後も攻守にわたり、手を緩めず、自分たちの流れを作っていくサッカーで相手を寄せ付けず。
時折打たれてしまったシュートも、西川がナイスセーブ!
後半もレッズペースの攻撃が続き、そして終了間際、小泉の個人技でダメ押しの追加点。
圧倒的な内容でレッズが勝利し、来週の決勝へコマを進めることが出来ました。
お天気も今季一番なら、試合内容も今季一番
埼スタ納めにふさわしい、素晴らしい試合を魅せてくれました。
来週は、新しい国立競技場に初潜入。
もう一方の準決勝の結果は、フロンターレがまさかまさかの敗退。
相手はJ2降格の大分に決まりましたが、なんとなくレッズが苦手としているチーム。
これまでにも何度か苦い思いをしているので、それを教訓に
昨日の試合のように、気を引き締めて
最後阿部ちゃんに笑顔で天皇杯を掲げてもらえるよう、気合十分に頑張りましょう。