石巻市で ぬえが出会った市民団体はこちら。
→石巻 明友館
明友館はもと市の「勤労者余暇活用センター」で、震災により被害を受けて、現在は避難所になっている施設です。ところが数ある避難所(段々減りつつあるが、一時は石巻市だけで143箇所の避難所があった模様→石巻市避難所マップ(pdf))の中でここが異彩を放つのは、避難所でありながら在宅避難者支援の活動の一大中心基地となっているところでしょう。ぬえが突然訪問した時にも、石巻市のとなりの東松島市で罹災し、夫の実家に身を寄せている、という若いお母さん二人が不足している物資を求めて来館していました。こういう相談にも乗り、また全国から集まる支援物資を必要に応じて被災者に届け、また不足の品の支援を発信する、というネットワークが確立されてありました。活動地域は石巻市を越えて、すでに宮城県さえ越えて東北地方の沿岸部一帯の被災地域をカバーしそうな勢いです。
ぬえは前日にネットではじめてこの団体を知り、突然訪問したのですが、リーダーの千葉恵弘(ちば・やすひろ)さんにお会いしてお話を聞くことができました。
ぬえは恐る恐る、どうしてよいかわからず東京からとりあえず野菜を少量持参したこと、被災地の惨状と明友館の活動を知り、演能の場や能楽師を通じてこちらの活動を発信できないか考えていること、などを話しました。
が、千葉さんから伺った当地の支援活動の現状など。
まず、震災から3ヶ月が経ち、基本的に食料・衣類などは充足している(しかし義捐金はやはり届いていない)。ただ現地のニーズは日々刻々、また場所によっても大きく変わるので、いま大切なのは、必要な物を的確に集めて必要な場所にいち早く届けること。だから明友館としても必要品の発信の方法には気を遣う。「これが必要」と発信すると、「それ」ばかりが全国から必要以上に大量に送られてしまうので。保管場所の限られているし、配達する車両も軽自動車2台だけしかないので、余分な品物はかえって困ることもある。現地のニーズを捉えて、それに充足する支援をお願いしたい。
要するに、すでに支援のネットワークは確立されていて、このネットワークの中に入り込んで現地のニーズを知り、必要品を必要な数だけ迅速に揃える、というのがいま最も求められているようです。
とはいえ、刻々と変わるその現地のニーズを知るためには現地との頻繁なコンタクトが必要なわけです。伺えば明友館にもいくつか大口の支援者があり、それらの支援者はトラックに物資を満載して幾たびも当地を訪れて支援しておられるらしい。こういう方々との息の合った通信によって必要な物資を届けるネットワークが構築されて、物資のスムーズな流通~円滑な支援が可能になったのでしょう。ああ、どうも ぬえは遅きに失したらしい。いや、いち早く支援を始めても、ぬえの財力では途中で息切れしてしまうかも…
では、これらのネットワークに入っていない、また個人のささやかな善意はすでに受け入れてもらえないのでしょうか? 否、それでも千葉さんが仰るには、「いくつあっても困らないもの」があるのだそうです。
まずは野菜。これはとても重宝され、先日も支援者が4tトラックに野菜を満載して支援しましたが、あっと言う間にはけてしまったそうです(トップ画像は ぬえ持参のあまりに貧弱な数の野菜を感謝して受け取って下さった千葉さん)。それから季節によって必要なもの。たとえば扇風機。それから子どもの下着類。扇風機は節電が叫ばれているためどこでも品薄で、現地でも足りていないそうです(これはこのあと訪れた避難所でも感じた)。子どもの下着類というのは、どうしても被災地では洗濯の機会が少ないところにもってきて、子どもの衣類は90cm~160cmまでいろいろなサイズが必要なため、不足しがちな品物だということでした(注:衣服の支援は新品に限る)。
これらの品物ならば、現地で邪魔にならず喜んで頂けると思います。前回書きましたように、野菜であれば数千円である程度の分量の支援ができます。衣類もまとめて安価で売っているお店があるかも。ぬえも早速何か送ろうと思っています。どうか現地のご支援を希望されておられる方、募金だけでは心のトゲが抜けない方は、上記 明友館のサイトもご覧になって最新情報に留意された上、ご支援頂ければありがたく存じます~
【以下 明友館サイトから転載しました】
支援物資送り先
※お手数ですがお送りいただく前に必ずメールにてご連絡頂き、品目、
個数を詳しくお知らせ下さい。 明友館はそれほど広い施設ではありません。
〒986-0017 宮城県石巻市不動町2-16-10
明友館 千葉 恵弘 宛
支援物資募集にあたり下記注意事項を良くお読みください。
【梱包の際のお願い】
1 物資はなるべく側面にも内容物をご記入下さい。
ダンボールは積まれる事が多いので側面を見て内容が解ると
送る側、配る側の手間が省けます。
2 混載はご遠慮下さい。様々な物資が入っている箱をそのまま
避難所などに届けることはまずありません。仕分けする必要があります。
3 衣類はサイズ別、品目別に分けてください。また、
下着など直接肌に触れる物は必ず新品をお願いいたします。
自分が着たくないものを送るのは支援活動ではありません。残財処分です。
4 食料については賞味期限、消費期限をよくお確かめ下さい。
明友館支援活動基金
現金書留の場合は以下の宛先までお願い致します。
〒 986-0017 宮城県石巻市不動町2-16-10
明友館 千葉恵弘
お振込み頂く場合下記の口座にお振込み下さい。
三菱東京UFJ銀行 仙台中央支店
普通 1387149
名義 チバ ヤスヒロ
ご協力お願いいたします。
→石巻 明友館
明友館はもと市の「勤労者余暇活用センター」で、震災により被害を受けて、現在は避難所になっている施設です。ところが数ある避難所(段々減りつつあるが、一時は石巻市だけで143箇所の避難所があった模様→石巻市避難所マップ(pdf))の中でここが異彩を放つのは、避難所でありながら在宅避難者支援の活動の一大中心基地となっているところでしょう。ぬえが突然訪問した時にも、石巻市のとなりの東松島市で罹災し、夫の実家に身を寄せている、という若いお母さん二人が不足している物資を求めて来館していました。こういう相談にも乗り、また全国から集まる支援物資を必要に応じて被災者に届け、また不足の品の支援を発信する、というネットワークが確立されてありました。活動地域は石巻市を越えて、すでに宮城県さえ越えて東北地方の沿岸部一帯の被災地域をカバーしそうな勢いです。
ぬえは前日にネットではじめてこの団体を知り、突然訪問したのですが、リーダーの千葉恵弘(ちば・やすひろ)さんにお会いしてお話を聞くことができました。
ぬえは恐る恐る、どうしてよいかわからず東京からとりあえず野菜を少量持参したこと、被災地の惨状と明友館の活動を知り、演能の場や能楽師を通じてこちらの活動を発信できないか考えていること、などを話しました。
が、千葉さんから伺った当地の支援活動の現状など。
まず、震災から3ヶ月が経ち、基本的に食料・衣類などは充足している(しかし義捐金はやはり届いていない)。ただ現地のニーズは日々刻々、また場所によっても大きく変わるので、いま大切なのは、必要な物を的確に集めて必要な場所にいち早く届けること。だから明友館としても必要品の発信の方法には気を遣う。「これが必要」と発信すると、「それ」ばかりが全国から必要以上に大量に送られてしまうので。保管場所の限られているし、配達する車両も軽自動車2台だけしかないので、余分な品物はかえって困ることもある。現地のニーズを捉えて、それに充足する支援をお願いしたい。
要するに、すでに支援のネットワークは確立されていて、このネットワークの中に入り込んで現地のニーズを知り、必要品を必要な数だけ迅速に揃える、というのがいま最も求められているようです。
とはいえ、刻々と変わるその現地のニーズを知るためには現地との頻繁なコンタクトが必要なわけです。伺えば明友館にもいくつか大口の支援者があり、それらの支援者はトラックに物資を満載して幾たびも当地を訪れて支援しておられるらしい。こういう方々との息の合った通信によって必要な物資を届けるネットワークが構築されて、物資のスムーズな流通~円滑な支援が可能になったのでしょう。ああ、どうも ぬえは遅きに失したらしい。いや、いち早く支援を始めても、ぬえの財力では途中で息切れしてしまうかも…
では、これらのネットワークに入っていない、また個人のささやかな善意はすでに受け入れてもらえないのでしょうか? 否、それでも千葉さんが仰るには、「いくつあっても困らないもの」があるのだそうです。
まずは野菜。これはとても重宝され、先日も支援者が4tトラックに野菜を満載して支援しましたが、あっと言う間にはけてしまったそうです(トップ画像は ぬえ持参のあまりに貧弱な数の野菜を感謝して受け取って下さった千葉さん)。それから季節によって必要なもの。たとえば扇風機。それから子どもの下着類。扇風機は節電が叫ばれているためどこでも品薄で、現地でも足りていないそうです(これはこのあと訪れた避難所でも感じた)。子どもの下着類というのは、どうしても被災地では洗濯の機会が少ないところにもってきて、子どもの衣類は90cm~160cmまでいろいろなサイズが必要なため、不足しがちな品物だということでした(注:衣服の支援は新品に限る)。
これらの品物ならば、現地で邪魔にならず喜んで頂けると思います。前回書きましたように、野菜であれば数千円である程度の分量の支援ができます。衣類もまとめて安価で売っているお店があるかも。ぬえも早速何か送ろうと思っています。どうか現地のご支援を希望されておられる方、募金だけでは心のトゲが抜けない方は、上記 明友館のサイトもご覧になって最新情報に留意された上、ご支援頂ければありがたく存じます~
【以下 明友館サイトから転載しました】
支援物資送り先
※お手数ですがお送りいただく前に必ずメールにてご連絡頂き、品目、
個数を詳しくお知らせ下さい。 明友館はそれほど広い施設ではありません。
〒986-0017 宮城県石巻市不動町2-16-10
明友館 千葉 恵弘 宛
支援物資募集にあたり下記注意事項を良くお読みください。
【梱包の際のお願い】
1 物資はなるべく側面にも内容物をご記入下さい。
ダンボールは積まれる事が多いので側面を見て内容が解ると
送る側、配る側の手間が省けます。
2 混載はご遠慮下さい。様々な物資が入っている箱をそのまま
避難所などに届けることはまずありません。仕分けする必要があります。
3 衣類はサイズ別、品目別に分けてください。また、
下着など直接肌に触れる物は必ず新品をお願いいたします。
自分が着たくないものを送るのは支援活動ではありません。残財処分です。
4 食料については賞味期限、消費期限をよくお確かめ下さい。
明友館支援活動基金
現金書留の場合は以下の宛先までお願い致します。
〒 986-0017 宮城県石巻市不動町2-16-10
明友館 千葉恵弘
お振込み頂く場合下記の口座にお振込み下さい。
三菱東京UFJ銀行 仙台中央支店
普通 1387149
名義 チバ ヤスヒロ
ご協力お願いいたします。