「液体ミルク『解禁』へ」って、今日の地元紙1面を飾った記事ですが、何でこれが1面なんだろう?赤ちゃんに粉ミルクを溶いて飲ます手間が軽減され、子育ての手助けになるにしても。
今日は、ヤブツルアズキの収穫とはじけた鞘の選別作業に一日を費やしました。
ある意味、こんなものを収穫すること自体が変わっているんですよね。先日も、近くで畑をやっている老人が、物珍しそうにやってきて聞くんですね。答えると目を丸くして、すぐ近くの自分の田んぼの脇にいくらでも生えてきてはびこるやつだ!って、立ち去られました。
僕の中で、このヤブツルアズキが液体ミルクと繋がったんですよ。
便利は子供のため?
知ってました?粉ミルクって、34種類の添加物が認可され、普通は7種類とか8種類の添加物が加えられているらしいのですが、そもそも、動物は基本的には自分のおっぱいしか子どもに飲まさない。
おっぱいには、その動物が成長し、健康に生きていくのに基礎となるものが全部含まれている。
そのおっぱいって、余ほどのことがない限り出るんだよって桶谷そとみさんが書いています。
ストレスとか、様々な要因でおっぱいの出ないお母さんもあるし、今の社会環境では、早くに断乳したり、母乳からミルクに切り替える方が効率的な場合もたくさんあるでしょう。
でも、子育ては、お母さんの“権利”だと思うんですよね。なるべくなら、2歳くらいまでは、一緒にいておっぱいをあげて欲しい。そんなことを当たり前とする方に声をあげて欲しいものだと。
僕は、便利って本当に子どものためになるの?お母さんのためになるの?と思います。
命を育むのは経済じゃない
ヤブツルアズキは普通の小豆の半分から1/4程度、しかも、熟れてくると鞘がはじけて種が飛び散るから、多く収穫しようと思うと何回にも分けて同じ作業を強いられる。効率悪いし収穫も少ない。
そして、生命力旺盛だから、どこでも生えてくる。しかも、他のお野菜などを弱らす力が並外れているんじゃないかと思えるくらいの強さがある。
それでも、やぶ蚊に刺されながらヤブツルを収穫する。玄米に混ぜて炊くのは小豆で十分なんだけど、生命力が強いと思うから、命を育むのは経済じゃないと思うからヤブツルにこだわる。
そんな収穫作業を横目で見ていた御仁が。
ひぇ~~~、でかい!きっと犠牲になったオスは1匹や2匹じゃないだろうと思われる屈強な面構え。
しかし、齢を重ねてか?動作は緩慢。それでも、狡猾そうな目でギロリ!
いやあ、愛のため、子孫を残すためとはいえ、このお方に自分の体をお供えするのは願い下げかなあ。