見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

便利は技術を失くす

2018-03-28 21:33:38 | 日記

 来ている大工さん、明日は一日どうしても行かなきゃならないところがあるので、現場を空けさせて欲しいと準備をしていたのですが、その準備が凄い(@@

 僕は、若い時には住宅建築の関係の仕事をしていましたが、その当時の大工さんが一日現場を空けると言えば、道具箱を一つ担いで行けば済んだものでした。
 ところが、彼が始めた準備たるや、民族大移動じゃないけれど、機械道具一式を現場から移動させようとしています。
 いつも、何でこんなでかい車に乗ってるんだ!と思っていましたが、この道具類を積むのにはハイエースクラスが必須なんですね。

 そこで、大工さんのイラストを探してみて、え~~っ!!道具箱を担いでいるイラスト何てどこにも見つからないんですね。
 何かを担いでいると言えば、みんな材木です。

 そう言えば、今日も材木屋さんの社長が覗いてくれて、大工さんの話になったのですが、今の大工さんって、カンナがなくても、手鋸がなくても仕事ができる。
 極端に言えば、今の大工さんって組み立てやと言っても良いかも。

 現場に来てくれている大工さんは、在来工法の住宅を多く手掛けていますが、その彼にしてもカンナを使うことはまずないと。
 その代わり、彼は家が2軒建つくらいの機械道具類を揃えている。

 まあね、プレカットと言って、図面さえあれば、機械が墨付けをして全部刻んでくれて、人は届いた部材を組み立てるだけなんですからね。
 大工は勿論、左官にしても、建具にしても、技術は機械が取って代わる時代なんですね。
 便利は技術をなくす、本当にその通りの現実がありますが、これはこれで良いのかなあ~~。

コメント
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