長い間ここに住んでいるんだけど、そんな名前聞いたことないよなあ。
先日、知人を迎えに行くのにご一緒した方がスマホでナビをしてくれましたが、そこに聞いたことも見たこともない「切剥山」というのが出ていました。
昔から言い慣わした陸軍墓地隣で四中の真裏ですから、我が家から直線で1キロもありません。
その時は、車に乗り合わせた皆、異口同音に聞いたこともないね、で終わりました。
すぐ近くだし、気になって調べてみたら、Google地図には記載がありませんが、Yahoo地図やMapion地図にはちゃんと記載があり、標高は72メートル。
へえ!ですが、何て読むのかを知りたいと思ってさらに調べてみると、仮名の表記は見当たりませんでしたが、面白い蘊蓄を書いていらっしゃる方がありました。
なんでも、BC2001年12月25日、三陸地方に巨大地震があり日本海地方に大津波が押し寄せた。
その方の計算では、茶臼山や嵩山あたりでは最大69メートルの津波。
その当時の海面は今より6~7m髙かったから、72mの切剥山は津波に飲み込まれ、頂上の方が切り剥がされたのでそんな名前が付いたのではないか、と。
その他、弓ヶ浜半島や斐川平野などもこの時の津波が果たした役割は大きいし、周辺の地名もこの時の津波との関連が推察されるというような内容が連綿とつづられています。
これ、真偽のほどは別として、とても面白くありませんか?
津波のこと、もっと調べてみたいなあと思いましたし、松江はずっと入り込んでいるから大地震があっても大丈夫、そんな思い入れがあったけど、危険性ゼロじゃないということをインプットしておきたいと思ったところでした。
上古代のカタカムナの人たちは、宇宙の根源は凪であり波であると感じていた~それがイザナミ、イザナギに転化したとも~そうですが、この世には永遠に静止しているものはない。
今は形が変わらないようでも、それは一時の凪の状態で、常に変化するものである。
そんな長いレンジで物事を考えて見るのもロマンがあって楽しいものですね。