仕事が一段落、さてと家に帰ろうかと車を発進、カムの宿の前の道路に出ると駐車場の前の道路を渡るつがいの鳥、あれ!?慌てて門の前に停車。
どうも飛べない鳥のようで、、、来る車をよけて駐車場に入っていきました。
カメラを取り出して構えるも、スイッチが入ってない、キャップしたまま!で、何とかかんとか2枚ほど撮りましたが片割れだけ、しかも、解像が極めて良くない。
この鳥、ご存じありませんか?
帰って取り込んでみたものの、ボケボケ写真。
日本の飛べない鳥、ヤンバルクイナくらいしか思い浮かばず、飛べない鳥、画像で検索するもそれらしきはなし。
このわかりにくい写真だけど、幼鳥?それとも、本土にもいる飛べない鳥?
いろいろ楽しませてくれる新庄の地、今日は面白い情報を仕込んできました。
何でも、新庄の同じ集落に考古学の博士がいらっしゃるのだとか、さらに、本庄地区には考古学三羽烏もいらっしゃると。
一度訪ねて行ってお話聞かなきゃ。
ほんとの百姓
というのも、何度か書いている宮本常一の「忘れられた日本人」に、邑智郡田所の田中梅治翁が紹介されている。
田所は邑南町の旧瑞穂町の中心地、田中翁は孤軍奮闘、文字通りこの地域の発展を担った方で、著者は戦前に何度か尋ねて話を聞き、記録しています。
田中翁は、この時代には珍しく読み書きができ、文字を解するがゆえに私心なく地域の発展に尽くしています。
宮本の師である渋沢敬三らとともに訪ねていますが、その折、渋沢は田中翁を下記のように評しています。
「あの人はね、えらい人だよ。自分の学問をちっとも鼻にかけていないだろう。田舎を歩くと、多少とも学問のあるものはそれを鼻にかけて尊大ぶるものだがあの人には少しもそれがないね。ボスではないね。ほんとの百姓だよ」
ほんとの百姓、そんな生き方をしたいものだし、そんな凄い人が島根の片田舎にいて、我々の誇る地域を築いてくださった、誇りですね。
そんな地域の誇り、伝えていきたいものだと。
とともに、現代の地域の誇り、ほんとの百姓に光を当ててあげれるものならと。