新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
書初めはしてみましたが、、、
年末からどこにも出かけることなく、読書三昧の新年。
大きく変化する時代にあって、何ができるのか、もう一度考えてみたいということもあり、出雲を中心にした弥生時代から奈良時代にかけて、出雲旧家などに残るわが国の伝承の歴史に関わる本を何冊か。
三島一族は、摂津の三島から出雲王家のコトシロヌシに輿入れした活玉依姫(玉櫛姫)に付き従って来たと言われ、以来松江に住み続けているのだとか。
その時代の出雲は女系社会で争いを好まず、不慮の死を遂げたコトシロヌシは「言知主」とも言われ、相手を言葉で説得することに長けていたと。
不慮の死の後、活玉依姫と言知主の3人の子どもは縁者とともに三島の地に帰り、葛城方面を開拓し、以来日本の古代史を動かす大きな働きをしています。
言知主は出雲の国の8代目の副王(少名彦)ですが、最後の王になるはずだった野見宿祢(富太田彦)は大和地方の古墳築造など、大きな仕事をしています。
当時のシナなどの風習では、召使は全て奴隷で、主の死に従って生き埋めにされ、泣き叫べば泣き叫ぶほど死者が喜ぶと考えられていたとのこと。
それは、泣き女を雇って大声で泣いてもらうという風習で残っているのだとか。
見かねた野見宿祢は、召使を生き埋めにする代わりに、埴輪を作って並べることを大王に提案し、以後、奴隷の生き埋めはなくなったのだとか。
女性を軽んじてきた男中心社会は、八方塞がりとも思える我が国の現状を作ってきたように思えてなりません。
争いを好まなかった出雲の国に見られる女系社会って、これからの社会の在り方を考えるうえでキーポイントだと感じています。
古代出雲に学ぶ時かな?