見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

こんなことなら飲みたかった(^^;; ~幕内先生の奥深の秘密

2016-07-04 00:39:18 | 食育

 いやあ、面白い!「粗食のすすめ」などで著名な幕内秀夫さんって、半端なく奥深で面白い方です。
 そうでなきゃ、あれだけ沢山の本を出版できないよなあって。
 しかも、えっ、そんなところでそんな人につながる!

 今日は、浜田で幕内秀夫さんの講演会「じょうぶな子どもをつくる基本食」が開催され、お呼びがかかってお手伝いさせていただきました。
 お手伝い、お手伝いは大したことをさせていただいたわけではありませんが、浜田への行きには「学校給食と子どもの健康を考える会島根支部」代表の坂本さんと、帰りには講師の幕内さんと坂本さんと懇談しながらの道中は、なんとも貴重なお話を聞かせていただける絶好の機会でした。
 そう言えば、今年に入って講演会のお手伝いは、木次、平田に続いて三度目、講演を聞くのは6回目。

へえ!真弓先生に聞きたいんだ
 さて今日は、道中と食事中のお話から。冒頭のそんな人につながる!薬を出さない、注射と検査をしない小児科医、真弓定夫先生がその一人なんですね。
 真弓先生は、子どもの発達を考える会でお世話になっている田中路子さんに紹介いただき、6畳間ほどの診療所を訪ねたことがありますし、知人でお嬢さんをよく知る方もあります。
 幕内さん曰く、自分は社会に阿りながら活動をしているけれど、真弓先生は理想主義者でそれを貫いていらっしゃる。と言っておられたのですが、見据える先は同じなんだろうって。

 その真弓先生に聞いてみたいことがあると幕内さん。
 真弓先生って、真弓医院の養子さんだそうですが、かつての日本社会のパトロンは、貧しい家庭の優秀な子どもを養子として迎えて育てるという奥深な文化があったんですね。真弓先生はそんな神童だった。
 古今の武将など、一族の長たちは、幼くして生みの母と離されて乳母に育てられた。そして、必要とあらば、一族の発展のために肉親の情を離れて親兄弟を殺した。それをどう思うかと。

世界一周の船旅、しかも、ピースボートで!
 もう一つ、20年ほど前、家族3人で世界一周の船旅をした。3ヵ月かけて!
 家族の2人が先行し、ご本人はひと月遅れで合流したと仰っていましたが、万やむを得ず一本だけ仕事をしたけれど、あとは時間を買った旅だった。しかも聞けば、ピースボートの船旅。
 ピースボートの船旅といえば、古市憲寿が院生の時、若者の「コミュニティ」というテーマの社会学的研究のために乗り込んだその報告書「希望難民ご一行様」という僕にとっての衝撃の一書。

 この本のお陰で、他の古市憲寿の本なども通しながら、今時の若者から見た社会の一断面を考えるようになったのですが、そのお陰で、この話題で話がどんどん弾みました。
 で、ピースボートの船旅の中で、一切の勉強会や研修会、講演会などに参加することなく、酒を飲みながらの読書三昧の2か月の日々を過ごす人もいるんだ!って。それ、やはり幕内さんらしい(^^

幕内先生の奥深の秘密
 僕の本の読み方は、仕事を離れたので、少し幅広くなりましたが、相変わらず小説は読まず(読めず?)、気になるテーマの本を読むって感じ。
 幕内さんも一時はそうだったけど、今は、まったく違うテーマをA,B,C,D・・・と一冊づつ順繰りに読むんだとか。しかも、速読ではなく、何時間でも集中して読み進む。
 これって、すごい数の本を出し続ける幕内さんだから当然かも。その上に、すごい現場主義者。例えば、ホテルの朝食。職業柄もあるにしても、すごいこだわりと事前のリサーチ。
 講演会のさらっとした何気なさそうな話も、奥が深いのですが、ここにもその秘密がありそうです。自ら発達障害とおっしゃっていますが、いわゆるアスペルガーそのものかも。類いまれな力をお持ちです。

 帰り、幕内さんお気に入りの某橋本食堂で夕食に付き合いましたが、運転手のお役目と飲まない坂本さんのことも考えて、飲まずに2時間余。う~~む、こんなことなら飲みたかった。
 自分も飲んでのこんな話なら、どんなに遅くまででも付き合うんだけどなぁ(^^;;
 先生、そろそろ切り上げませんか、って思わず言っちゃいました(*^^*)

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