小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



1月9日・10日と道祖神にちなんだ祭りやどんど焼きが小田原市内各所で行われた。前川地区の道祖神祭りは趣向を凝らした人形飾りがお披露目されるので毎年出かけるのを楽しみにしている。前川地区の道祖神祭りは国道沿いの3ヶ所に山車が置かれその中に人形が飾られる。9日の夕方前には飾りつけが終わっていたが、日没後の灯りが入った人形飾りのほうが雰囲気があって好きなので陽が沈むのを待つ。最初に訪れたのは西道祖神。新聞販売店の駐車場が会場になっていて他の道祖神祭りの会場と比べると少し広い。西道祖神の人形飾りは山車ではなくトラックに飾られている。今年の飾りつけは「風雲児 高杉晋作 疾風怒濤の二十九年」。長州藩の尊王攘夷の志士である高杉晋作と前原一誠が倒幕に立ち上がるシーン。書割は紅葉の森でなかなか鮮やかな色合い。西道祖神の飾りつけは表の人形飾りだけでなく裏面にもメインキャラクターが描かれているので表裏両方を楽しめるのが良い。前夜2時間ほどで仕上げたという高杉晋作の壁画。炎の中、刀を抜かんとする高杉晋作が劇画タッチで描かれていてなかなかの迫力。西道祖神の会場から中宿道祖神の会場へ。JA隣の空き地が会場で山車に人形飾りが施されている。今年の飾りつけは「桃太郎」。桃太郎が鬼退治に出かける途中の場面で猿・犬・キジを従えている。猿や犬は人形だが、キジは手作りのようでなかなかユーモアのある形をしていた。書割の茅葺き屋根の民家が昔話を彷彿とさせてなかなか素晴らしい。最後に訪れたのが一番東側に位置する向原道祖神。向原道祖神は例年無難なテーマの飾りつけが多いが今年は少し様子が違う。昨年まで歴史をテーマにした飾り付けが多かったが今年はなんと妖怪ウォッチ。電飾が煌き、山車の内部は色取り取りのキャラクターで飾られていて夕闇の中でパチンコ台の如きのにぎやかさ。飾り付けをよく見ると妖怪ウォッチの猫みたいなキャラクターが神輿を担いでいる。電飾と流行りのキャラクターで例年になく異色の飾り付けだったがこのような飾りのほうが子供は喜びそうだ。今年も3つの会場で趣向を凝らした飾りつけが見れたので楽しかった。

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