今日は午後から畑に出た。裏の畑に。草を抜いて耕して、土を均した。有機石灰と化学肥料を施肥して、そこに白肌ズッキーニの苗を５株移植した。ズッキーニは、力強く茂るので、間隔を広く空けておかねばならない。のろまだから、仕上げるまでに３時間半ほどもかかってしまった。５時には終わった。いきなり冷え込んで来て寒くなった。
ズッキーニは、南瓜と胡瓜の合いの子みたいな黄色いやや大きめの花を咲かせる。雄花と雌花がある。雌花が数少ない。受粉をしてやると結実が確実になる。
朝ごとに、花を見に行く。それが楽しい。食べてもおいしい。あっさりとしている。どんな料理にも相性がいい。そんなにたくさんは食べられないから、そのほとんどを好きな人にお分けすることになる。
種を蒔いて育てるから、いきおいたくさんになる。まあ、豪華な花を朝ごとに見るだけでもいいかな。
花冷えのように冷える。サクラはもはや花筵を造って散った、というのに。
今日は曇り空。快晴ではない。もしかしたらまた降り出してくるかも知れない。
スナップエンドウ豆と絹莢エンドウ豆が実を着けている。人の背の高さを超えて繁茂している。
毎朝食べきれないほどの収穫がある。摘んですぐに、ご近所様にお分けするしかない。
さきほど遣って来た友人にもビニール袋一袋差し上げた。彼はおいしく食べられるらしい。
好きと嫌いがあるから誰どもというわけには行かない。
植物は花を着けたらすぐに実をつける。実は次の代の種になる。実を着けたら役目を終えて枯れて行く。切ない。
青紫蘇が発芽しているのを見つけた。隣り合わせて２株。種を蒔いたのではない。自然に生えて来たのだ。去年のが種をこぼしていたのだろう。ゆくゆく繁茂するだろうから、昨夕、間隔を空けて植え替えて上げた。苗は、雨が降って水を吸って、力を満たしていた。緑が鮮やかだった。
青紫蘇は一年草。一年の内に生死を終える。人間よりも周期が短いが、年ごとに若々しく繰り返すことができる。
我が家の庭先はいま牡丹の花盛り。
一年に一度しか咲かない。いまがその時。
いまからもう散るのが惜しまれる。
