夕食。昨日畑に行って掘り上げて来た里芋(赤芋)と今朝掘り上げた大根を、豚肉を加えて、煮込んでもらいました。出汁は昆布です。とろとろと煮えて柔らかくなっていました。日本酒を1合燗をつけて飲みました。酔って満足しました。老いているから1合の酒で十分です。
昼間に、里芋の皮剥き、大根の皮剥きの手伝いをしました。
夕食。昨日畑に行って掘り上げて来た里芋(赤芋)と今朝掘り上げた大根を、豚肉を加えて、煮込んでもらいました。出汁は昆布です。とろとろと煮えて柔らかくなっていました。日本酒を1合燗をつけて飲みました。酔って満足しました。老いているから1合の酒で十分です。
昼間に、里芋の皮剥き、大根の皮剥きの手伝いをしました。
「酒を酌みて裵廸(はいてき)に与う」
王維
酒を酌みて君に与う 君自ら寛うせよ
人情の翻覆は波瀾に似たり
白首の相知も猶 剣を按じ
朱門の先達 弾冠を笑う
草色 全く細雨を経て潤い
花枝 動かんと欲して 春風 寒し
世事 浮雲の如し 何ぞ問うに足らん
如かず 高臥して且つ 餐を加えんには
*
酒を酌んであげますから、まあまあ少しゆったりとしたらよかろう。
当今、人情の薄さは、海の波のように反覆を繰り返すようなもの。
旧知の間柄でも剣を取って戦う始末。
豪華な家に住む者も、冠の塵を払って来客をあざ笑う有様。
自然界の雑草のように我等は細い雨に濡れているばかり。
牡丹の花が開こうとしているのに、つれなくも春風が冷たいなあ。
世の中は浮雲。てんで話にもならぬ。
だから、此処では枕を高くして安らい、君と一緒に、うまいものでも喰うとしようではないか。
*
裵廸は王維の友人。王維を訪ねて来てくれたのだろう。そこで一杯となったようだ。互いにぐちゃぐちゃ世の中の不満をぶちまけて。いや、ぶちまけたようにして、そこを遙かに凌駕して、高枕して、安んじて。
*
ときどき仏教詩人の王維の詩に戻って来る。そして賛同する。それからしばし老荘の隠者にでもなった気分になる。
おん、かかかび、さんまえい、そわか。
これは地蔵菩薩さまのマントラ。
お地蔵さまをスケッチしました。スマホで写真を撮りました。天井のライトが反射してしまいました。
1
お昼はカレーライスでした。レトルト食品の。一人前を家内と半分こして頂きました。
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老いていますから、これくらいで十分です。
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若い頃なら腹八分だったでしょうが、腹十分になります。
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労働もしていませんから、お昼が来たからと言っても、さほどに腹も減っていないのです。
2
腹ごなしに、お昼からは外に出ました。鉢植えのユリの、植え替え作業をしました。
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植え替え作業の時期は秋口。それを怠っていましたので、いまごろになって。
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掘り返して空気を含ませ、土を新しい培養土にして、施肥をたっぷりしてあげました。
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もうユリの球根からは新しい芽が発芽していました。3月の末には土から顔を出して来ます。
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作業をしていると、粉雪が、わわわわわっと舞い散って来ました。1時間ほどで作業を中止しました。
寂しがるわたしのための桜山
山鳩暮風
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わたしのいつもの落選の俳句。
無駄死にさせてなるものか、と思ってブログに引き出して来ました。
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山桜がいちばんに咲く。山を飾る。山が賑わいを見せる。
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山を飾るため、山に賑わいを見せるためでもあろうが、しかし、それと相まって、わたしのためのようでもある。
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寂しがるわたしを、豊かな慈悲の心で、それとなくそれとなく、慰撫してくれているようにも思える。
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3月の中半には、裏手にある城山に、山桜が咲き出してくる。それまでは寂しがっているしかない。
クリスマスローズ開花。
人様からお頂きしていたのが、やっとやっと咲きました❗
粉雪舞い散る我が家の玄関先に。
深い情操が立ち込めていて、キレイです。
人間界の楽しみは小さい。小さい小さい。蟻が運ぶ1ミリほどの角砂糖の切れっ端でしかない。
その小さい小さい角砂糖に固執している。この世にいる間は、わがこれでなくちゃならないとばかりに執着している。
仏界の手前の声聞界・縁覚界・菩薩界まで来ると、そんなもんはもうどうだってよくなっている。鼻にだってかけなくなっている。
ここまで来る。進歩の過程で誰もがここまで来る。動いてくる。駆け上がってくる。大事大事にして来た執着心がバカバカしくなって来る。
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そして仏界に足を踏み入れる。踏み入れることになる。向上してくる。100段、1000段、1000の1000畳段、ずっとずっとずっとわれわれの生命体は向上して向上して向上して行く。
人間界の死は一段階向上のステップ。我が弟なんかは早足でステップを駆け上がって行った。
これから先、100回も、1000回も、10000回も、いないな100000回も、100000000回も、100000000000回も、楽しいところへ楽しいところへ、制限無しに生まれ変わって行くのだそうな。
そのどの回もどの回も楽しいのだそうな。どの回もどの回もどの回も、嬉しいばかりだそうな。先へ行けば行くほどに、よろこんでよろこんでいけるのだそうな。前回の生死のよろこびの10倍も100倍も1000倍も。
地球で暮らしたときのよろこびが最高ではないのだそうな。地球でのこの世の暮らしが最高だと思って執着をしていたのに、兜率天・知足天、無色界まで辿り着いたら、地球上のゼイタクなど比較にもならないのだそうな。