11時半、駅の改札口でね~のメールで
今年はじめての約束でした。
愛犬の看病を長いこと続けられていたので
約束をして楽しむことは遠慮そてきました。
今年を迎え、私の主人の誕生日の朝、
静かに眠りにつきました...と
メールをいただきました。
友人の気持ちが落ち着くのを静かに待つことにしていた
私のもとにメールと電話があり、今日、会うことになったのです。
川崎駅近くの109ラゾーナ内にある映画館で<禅>を
観たい!!に賛同して、その前に昼食をしましょうとなり、
早めに電車に乗りました。
友人はつとめて明るく振舞っていましたが、
言葉の端々に愛犬への思いと寂しさが漂っています。
無理もありません、13年も一緒に暮らしたのですから。
<禅>は道元禅師の祈りと修行の日々と生涯を
描いたものですが、きっと友人の心には何か響くものが
あったのではないのでしょうか、
私も一緒に観ることが出来てよかったよ思いました。
ちなみに二人の嫁いだ家の宗派とは違ったのですが...。
もしかしたら、<中村勘太郎さん>が...かな。
この頃の私は夕暮れから夜の外出は苦手になっていて
まして、帰りラッシュの車内はことのほか苦手なため、
もっぱら外出は昼間限定で動いている。
今日も時計をみながらのショッピングも友人と
楽しみ、ダンスレッスン用のティーシャツ2枚と
肩から背負えるバッグを求めてきた。
今は服用している<三叉神経痛の薬>は弱いものの
アルコールは禁じられている。
友人は夕飯にはアルコールを楽しみたい派なので
今回は夕食はそれぞれ家に帰って...ということで
駅で別れました。
お互いに交換した手土産は友人からは<浸し豆>、<甘い煮豆>
そしてご主人お手製の沢庵漬け>。
特に沢庵付けはご主人自らがシボシボの大根選びからはじめ、
漬けられるのをもう何年もいただいており、
この季節になると密やかに楽しみに待っている私です。
私からは自分で焼いた食パンでした。
今年も美味しく出来ていて、食べすぎないように
少しづつ切り分けては歯ごたえともども大切に大切に
楽しむことにしましょう。
お互いにこの歳まで生きてきますと自身も含めて
いろいろなこと、思わぬことが起きますが、
その場面、場面にはちゃんと向き合って解決していこうと
思わないと、気持ちはすぐ萎えていってしまいます。
おない歳で2年前に亡くなった従兄弟、昨日会った友人と
一緒に仲の良かった彼女は亡くなったけれど
編んでくれた思い出いっぱいのセーターが手許にあります。
今の私はそんな思い出に守られて今日を生きているような
気がします。今日は曇り空で気持ちも落ち着いてしまっていて、
昨日書店でもとめた直木賞受賞作<悼む人>を
読みはじめたい気分だけど、午後からすることにして
お掃除を先に~~と己にハッパをかけている私です。