昨日、お世話になっている歯医者さんに

話ましたら、<明日の12時に来られますか>とのことで、今日は10時19分の


我が家からは余裕をみて2時間弱の計算です。バスから電車に乗り継いで、そのまま
ですので、時間がかかる割りには座りっぱなしですから楽なものです。
文庫本の<ノルウエーの森>上巻を持参して読み続けていました。
<別に異常はないようですが、枕の高さ、寝るときの姿勢を教えてください>
<なるほど、それが起因しているかもしれません、>と、いろいろ注意をしてくださる。
要するに<奥歯をかみしめて寝ているから>が原因とおっしやる。
歯に問題がなく、かみしめている証拠は口内壁にうっすらとスジがついていて、
それが左より右のほうが強くついているとのことで、鏡で見せてくださった。
<口のまわり、頬の筋肉強化の仕方>を伝授してくださった。
私としては心配していた歯の異常じゃなかっただけで満足だったけど、寝相まで聞かれるとは。
でも、丁寧な説明をうかがい、ほんの少々の診察料でほっとひと安心でした。
まだ一本も欠けたり、虫歯もないので、注意はしていたので尚のことでした。
外へ出たらお昼休み時間になっているので、おいしそうな店の前や階段にはたくさん並んで
待っている姿があった。
娘の会社も近くにあるので、きっとそんな列に並んでいることだろう、と、思いながら、
銀座散歩か、日本橋方面か、しばし悩んでから銀座一丁目方面に歩きだしていた。

日影の歩道で、銀座っぽくないけど、<博品館>前の交差点を渡ってすぐから撮ったものです。
さすがにもう少し歩くと、観光客の姿が多くなり、中国語の書かれた緑の旗が目立っていた。
歩道いっぱいに広がってゆっくりおしゃべりしながら歩くので、なかなか脇でもすり抜けるのは
至難の技なので、伊東屋で季節のカードなどを選ぶことにして店内へ。
最初に選んだのはヴァレンタインディーに息子に贈るチョコレートと一緒に送るカードを選び、
沢庵を送ってくださった友人夫妻にも...と数種類を選んできた。
次は松屋デパートの一階を覗いて、黒の帽子を探すことにした。
コート、バッグに合わせて茶色の帽子を被って出かけたのだけど、<クロ>があれば、と。
普段に被るのであんまりお洒落なのは...と店員さんに呟いている私。

家に戻り、テーブルの上に広げて撮った、ちょっとおかしな写真です。
一丁目から汐留まで歩きながら、街の変化の激しさにびっくりするとともに寂しさも感じていた。
外国ブランドの店が幅をきかせて、ようやく残って頑張っている昔からのお店を見つけては
ほっとする有りさまで、裏通りなどはお昼をいただこうとまわってみても、???のお店ばかり。

表通りの資生堂ですらこのよそよそしいビルになっている。
もう、私の知っている、家族で歩いた銀座はもうないんだ~としみじみと思った。
新橋、汐留も大型ビルが林立していている。


もう、あの頃を懐かしむように銀座を端から端まで歩くことはないだろう。
変わりすぎて、もうあのころの銀座らしい雰囲気はなく、
これでもかの広告の氾濫に戸惑うのは歳をとったからだろうか。
こうでなければやっていけない世の中なのだろうか。
活気とは違ったガサツさを感じてしまったのは、今日は体調が悪かったのだろうか、と。