「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

久々の秋葉原(傘ラジオの部品を求めて)

2006-05-28 12:34:20 | Weblog
予定されていた「まつど あそぼうよ」が中止となり、少し時間が空いたので、前から懸案となっていた「傘ラジオつくり」の部品を買い求めに、秋葉原まで行ってきました。秋葉原に常磐新線が開通し、そして、ヨドバシカメラが出来てから初めてだったのですが、街の一角ががらっと変っていて驚きました。

しかし、一方で全くといってよいほど変っていなかったのが、JR山手線駅すぐ脇にある、小さな電気部品やさんが集合している、迷路みたいな路地です。たたみ一畳くらいの小さなお店がたくさんあって、しかもどの店も、小さな小物を何百~何千も展示しているところです。そこでは、電気部品の専門家がたくさんいて、「昭和50年頃に買ったパイオニアのレコードの、ターンテーブルに使われているゴムが欲しい。」などというと、「多分これだな!」といってさりげなく該当の部品を出してくれる、そんなお店やさんの集合である。昨日は、機械音痴な“おかさん”を相手に、電線の種類について、売り物の電線を切って、講釈してくれたりしました。

そんな路地のいくつかの店を回って、今回お目当ての「ダイオード」や「クリスタルイヤホン」、「太さ1.8mmの電線」などを買い求めてきました。4年前くらいよりも「クリスタルイヤホン」などは値段がかなり上がっていました。1個300円の表示に驚いて、お店の人と交渉すると、一個150円でOKということになりました。しかし、残念ながらその店にはまとまった在庫がなく、結局一個189円で買い求めてきました。「今はこういうものを作っているところが少なくなってきちゃったから、だんだん高くなっているよ!」、「鉱石ラジオでも作るの?」といわれました。

今回の秋葉原では、時代の大きな移り変わりを目の当たりにし、本当にびっくりしました。しかし、そんなうねりの真っ只中で、頑固なまでに昔のスタイルを変えず、自分の店で売っている部品の一つ一つに愛着を持ちながら、誇りを持って商売をしているおじさん達の姿に、これまたびっくりしました。そして、同時に大きな感動を覚えました。日本中の電気に関する、「ものづくりマニア」のためにも、この一画だけは、ずっとこのままでいて欲しいと思いました。
コメント
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