「ゆで蛙」では、じわじわと温度を上げて行き、蛙をだましますが、今日は“水をだます”実験を行いました。
「ゆで蛙」とは全く逆で、ゆっくりと時間をかけて水を冷やして行くと、零度以下になったにもかかわらず、そのことに、水が気づかず、液体のままでいるという実験です。
「過冷却」というこの実験は、見ていてとても面白いので、中学生の夏休みの自由研究に勧めました。そして、今日一緒に実験してみました。
やるまでは、失敗するのではないかと、どきどきでしたが、案外簡単に、そして、うまく「水」のことをだますことができました。 上の写真が、20分間かけてだました「零下4度くらいの水」です。そして、下の写真は、その水の中に、小さな氷片を入れた直後の写真です。
すごいですね!
今回は、実験がうまく行きましたが、この成功の裏には、昨年の3回ほどの失敗と、1回の成功とがあります。ですので、ポテチさんも、あと何回か挑戦すれば、きっとうまく行くと思います。
今回工夫した点は、氷水の中に入れる容器を、昨年の薄手のガラスコップから、厚手のしかも直径が小さいビンに変えたこと、です。
水をだますには、じわじわ冷やすのがよい、といわれているので、厚手のビンがよいと考えました。
また、外から冷やす氷水の温度については、マイナス4度くらいがよいとされていましたが、今回の実験では、マイナス6~5度くらいでした。もともと、ある程度冷やしておいた水をビンに入れ、20分をかけて冷やした結果、写真のようになりました。
まだ、完全な成功とはいえませんが、まずまずのできでした。ポテチさんの成功を、願っております。