「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

イタリア旅行。(コンクラーベ、食事、その他)

2013-03-26 22:21:18 | Weblog

今回のイタリア旅行のローマに到着した翌日の、観光初日に「バチカン市国」を訪れました。

三十数年前に一度行ったことがあるという奥さん情報に寄れば、端から端までが見渡せる小さな国だとのことでした。

そんな小さな国が歴然とした力を持って存在するということが驚きでした。

 

実際に行ってみると確かに小さい国でした。

その城壁を見ると先っぽの方まで見えてしまいます。

 

このように、一番長いところで約1km、面積約0.44km²(東京ディズニーランド或いはディズニーシーと同じくらいの広さだそうです。)

 

こちらはバチカン博物館の入り口です。↑

これもバチカン市国の中の主要な建物の一つです。

中は歴代法王の暮らした部屋がたくさんあり、数々の絵画や彫像があふれ返っていました。

 

たまたま“おかさん”たちが訪れた時は、この国の一番偉いローマ教皇を決める「コンクラーベ」の2日目でした。

一日目では決まらず2日目の2回目の結果が出されるという午後5時(現地時間)にサンピエトロ聖堂の前にいました。

広場の前はものすごくたくさんの人たちでごった返していました。

 

この写真の小さな煙突から白い煙が出れば新しい法王が決まったことになります。

問題の午後5時ちょっと過ぎまで、多くの群集、報道関係者たちとともに、その結果を固唾を飲みながら待ちました。

 

しかし“おかさん”たちの目の前では、結果は出ませんでした。

 

仕方がないので他の観光地に移動することになりました。

 

“おかさん”たちが少し離れたスペイン階段からポポロ広場に向かって歩いている途中、急に近くの教会の鐘が鳴り響きだしました。

かなりの間鳴り響いていました。

これを聞いたのが、現地時間の午後5時40分でした。

この直前に、あの煙突から白い煙が上がったのだろうと思われます。

 

それが正しかったということを確認できたのは宿に帰ってからですが、イタリアのテレビでは何処の局もずうっとこの新法王についてのニュースばかりやっていました。

その翌日も、そしてさらにその翌日も新法王に関するニュースばかりで、その関心の高さがうかがわれました。

 

無宗教と呼ばれている日本人の典型である“おかさん”からすると、キリスト教にまつわる建物や絵画、彫像、そしてニュースの多いことに本当に驚いてしまいます。

「お天道様はすべてお見通しだ!」的なことは信じています。だからそれなりに努力もします。でも、キリスト様が、誰々が・・・・。的なことはどうも・・・です。

 

キリスト教を中心とする世界に身を置いて初めて自分が無宗教ではなく、何となく信じるものを持っているということを認識することが出来ました。

そして、キリスト教と自分の中にあるそれとを見比べることで「日本人もまんざら無宗教ではないな」と感じました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

次はイタリアの食事についてです。

今回旅行会社のツアーではかなりの数の食事が出されました。

毎回そのたびに写真を撮って記録しました。

 

そして、その写真を分析して、奥さんがこう言いました。

「行ってすぐの2~3日の食事はひどいと感じたけれど、ガイドブックに照らし合わせてみると、どれもイタリアの名物料理ばかりだったんだ。」と。

 

そう、初日二日目のホテルの朝食はまだよかったのですが、そのほかの昼食や夕食は、毎回2種類で、一つの料理の量が半端ではなく、しかも野菜や果物といったものがほとんどなかったことから、本当に飽きたり、「こんなにいっぱい食えるかよ!」といった状態でした。

ただそれら一つ一つは、すべてイタリアの各地域の名物料理だったというのです。

 

この防衛策として、一日目(ローマ)と4日目(フィレンチェ)では歩いてスーパーマーケットを探し、そこで野菜や果物、ヨーグルトなどを買い込みしました。

そして、夜や朝、それらを食べて少しだけ食品バランスを正常に保ちました。

 

とにかくイタリア料理は前菜だけで半端ではない量の食物が出されるので注意です。

 

またダメ押しに最後には、とっても甘い(お砂糖の塊ではないかと思われるような)デザートがつきます。

これまで合わせると、合計3品です。

しかも、これが簡易なコース料理なのだそうです。

本当のコース料理はこれよりもボリュームたっぷりなのだそうです。

 

そんな今回の旅行ではフィレンチェでの自由夕食が最高に美味しかったのを覚えています。

   

 

ガイドさんお勧めの3つのレストランから選んだのですが、そこはまさに行列のできるレストランで、日本人にはもちろんイタリア人にも大人気でした。

 

野菜不足を嘆いていた二人は、そのレストランで2つのサラダと、ラビオリとマルガリータピザを頼みました。

 

小さなサラダが出てくるかと思っていたら、2種類のサラダとも大皿いっぱいに盛られてきました。(上の写真)

注文を聞くときにウェイターが「サラダを2皿も?」というようなことを言っていた理由がわかりました。

 

注文した品が来た時には、これなら一皿でもよかったとも思いましたが、とても新鮮な野菜なのでペロリと平らげることが出来ました。

ラビオリやピザも2人で半分ずつ食べれば適量でした。これでもうお腹いっぱいの量でした。

 

あと食事といえば「ブラッドオレンジジュース」が新鮮で美味しかったのを覚えています。

トマトジュースのような赤い色をした日本のジュースとは少し違うものでした。

何処の地方でも注文できました。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

5日目、ピサの斜塔に行ってきました。

この日はそれまでの曇りや雨と違い、快晴の天気に恵まれました。

そこで定番の写真を撮ってきました。↓

 

ここピサの斜塔は、斜塔だけしかないのかと思っていたらそうではなく、ここにも大きな洗礼堂とドゥオモがあわせて建てられていました。↓

 

このピサの斜塔の入り口にはチャップリンの格好をしたこんな人が立っていました。↓

  

ずっと動かずに居ます。そしてその前には箱が置かれていて、寸志を入れてもらうようになっていました。

(この上の写真はフィレンチェで見たものです。)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ベネチアではゴンドラに乗りました。

とても寒い一日でしたが、雨は降っていなかったのが幸いでした。

そのゴンドラでは、“おかさん”たちの乗ったゴンドラの船頭さんが途中店の前で止まりワインを3杯買いました。

そして、他のゴンドラの船頭達と一緒に飲みながら運転を始めました。

ここでも、イタリア男達の真骨頂で最初から最後まで船頭同士で話しをしながらの船旅となりました。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

他にもいろいろなことがあった旅行となりましたがこの辺でイタリアについての報告は終わりにしたいと思います。

とにかくいくつものことにショックを覚えました。

そのことを忘れないためにもこのブログを書きました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イタリアクイズの答え(3)... | トップ | 春休み。学舎の池のメダカに... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事