昨日、あたりが暗くなる頃を見計らって、いつも朝散歩をしている森に出かけました。懐中電灯は持っていましたが、明かりをつけずに森の奥のほうにある湿地に行くと、いましたいました。ホタルが40弱くらい。
昼間見ると家電製品などが破棄されていて、とても汚い湿地ですが、湧き水が出ているため、ホタルが生息できるようです。
水面にある汚いごみを背景に飛ぶホタルの姿は“おかさん”を悲しませるのに十分でした。「彼ら彼女らのために、仲間を募ってこの湿地をきれいによみがえらせたい。」と、例年通り考えましたが、それを行ったが最後逆に見物する人間が増え、蛍たちにとっては好ましくないだろうな。と思いました。なので今年もそっとしておくことと決めました。
フラッシュ無しで一応シャッターを押してみましたが、ご覧のとおり、何も写ってはいませんでした。↑
この後、帰路につこうと森を出て原っぱに出たら、上空を黒い物体が飛び交いました。そう蝙蝠(こうもり)です。夕方から夜に掛けて学習塾をやっている関係で、この時間帯に空を見ることがなかったので、久々の出会いに感動しました。
そして、これだけ“こうもり”がいるのだとしたら早いうちに「バットハウスつくり」を行って、彼らの生息場所を少しでも残してやらなければと思いました。もう3年越の“おかさん”の宿題の一つです。
そして、こうもりとの再開に胸打たれ、しばし空を眺めていると、遠くから梟(アオバズク)のような鳴き声がしました。すぐ横の森ではなく、そこから300mくらい先にある神社の林の方からのようでした。救急車の音などもあり、確実ではありませんでしが、これからひと夏、彼らの存在を少し気にしていこうと思いました。
昼間見ると汚れた湿地ですが、暗闇がそれら余計なものを隠してくれているので、割ときれいに見られますよ。よろしかったら見に来てください。
今年こそ、と毎年思っているのですが。
それにしても・・・田んぼや湿地にゴミを投棄する人の気がしれないというか・・・。めぐりめぐって自分のところにツケはもどってくるのに。悲しいですね。
蝙蝠も子どものころは夕焼け空を覆い尽くすくらい飛び交ってたものでした。ちょうど今のムクドリのように。
森の賢者、梟が棲んでいる間は・・・なんとかなるかなぁ。