5月9日、元山仁士郎さんが「復帰50年」にあたり、50年まえから現在まで、沖縄は何が変わったのだろうか。復帰で求めた米軍基地の返還や基本的人権の保障といった要求がかなったんんだろうか。現在でも70%以上の米軍基地があり、基地被害に苦しんでいる沖縄の実態。県民投票で示された圧倒的な県民の声を無視し続ける日本政府に以下の3つの要求を求めてハンガーストライキを実行すると表明した。
①辺野古新基地建設を即時断念すること ②普天間飛行場の運用を数年以内に停止すること ③日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意を公開し、沖縄県を含む民主的な議論を経て見直すこと・・・・をあげた。
復帰を推し進めた当時の総理 佐藤栄作が1965年8月に沖縄に降り立ち「沖縄の祖国復帰が実現しない限り、わが国にとって戦後が終わっていないことはよく承知しています。これはまた、日本国民すべての気持ちであります」と語った言葉を引用し、沖縄が抱える基地問題は、日本に住む人々に忘れられてしまったのだろうか。沖縄の基地問題が「解決」されない限り、沖縄にとっての「復帰」、そして「戦後」は終わらない。「復帰50年」にあたり、3つの要求を掲げて15日までハンストに入ることを決意したと述べた。
9日は、官邸前だが、5月10日は「自民党本部前」、5月11日は「公明党本部前」、それ以降は場所は未定だそうだ。
現場では、3つの要求実現のための「ハンストへの賛同署名」を集めていた。元山仁士郎さんのブログでもネット署名を集めており、ハンストが終了した時点で、集まった署名を集約し、総理大臣・外務大臣・防衛大臣・国土交通大臣に郵送するという。
「沖縄・復帰50年」しかし、今も続く米軍基地の押し付け
友達に元山さんがハンストに入ると知らせたら「沖縄の若い青年にハンストさせるヤマトが恥ずかしい!」との返事が返ってきた。そのメールがあったよと元山さんにも伝えた。嬉しそうだったよ。