前回は4月上旬のことですから、ほぼ半年ぶりの日本一周です。
Bromptonにいたっては、1月から乗っていないので8か月ぶりです。
仕事が一息ついて、休みを取れたので、フェリーに乗って志布志に向かいました。
台風が近づいていたのですが、空は晴れ渡って、最高の天気です。
まずは、国道448号線を南に向かって走りました。
ところが、途中で通行止めの看板が…
警備の人に聞いてみると、この先のトンネルのところが前の台風で土砂崩れをおこして、通れないそうです。
内之浦に抜けるには、右の県道539号線を行って、国見トンネルを抜けると、内之浦に行けるそうです。
国道より海側を走ることをもっとうとしているのですが、通行止めではしかたがありません。
警備の人の言葉に従って、県道539号線に進路を取りました。
県道539号線から国見トンネルを目指します。
それにしても国見トンネルとは嫌な名前だなと思ったら、案の定、急激な上りです。
久しぶりの自転車ということもあって、体力が落ちているのか、まったく坂を上ることができません。
えっちらえっちらとBromptonを押しながら、ようやく国見トンネルに到着しました。
長さが3,300mもあります。
国見トンネルを抜けて坂を下ると、国道448号線に合流しました。
国道448号線を走っていくと、内之浦にたどり着きました。
内之浦には、ハヤブサが飛び立った、宇宙空間観測所があります。
ゲートで受付をして、施設の見学をしました。
山の上にはパラブラアンテナがあったのですが、そこまで登る元気もないので、少し下ったところにあるハヤブサが飛び立った発射台で記念写真を撮りました。
そういえば、ハヤブサの映画は竹内結子と渡辺謙が出ていたのは見たけど、もう一本は見ていないなあ。
内之浦を過ぎて、海沿いに国道448号線を走ります。
お腹が空いたのですが、なかなか食べるところがありません。
ようやく見つけた食堂で、焼き魚定食をいただきました。
船間から県道74号線に入りましたが、これがとんでもない道です。
登れど登れど延々と坂が続き、道は狭く、車も全然通らないし、携帯電話の電波も入りません。
延々とBromptonを押していると、足の太ももが攣りそうになりました。
こんなところで足が攣ったら、野垂れ死にしてしまう。
地べたに座り込んで足を休め、折れそうになる心を何とか支えながら、何度も休憩を取り、坂を越えました。
ようやく下り坂にさしかかったら、ガードレールの上に何かが座っています。
よく見ると、サルでした。
そのあとはイノシシは出るは、キジは出るは、飲料水が無くなって湧水を啜るは、サバイバルな状態になってしまいました。
ようやく民家のあるところに出て、自動販売機で一息付けた時には、すっかり暗くなってしまいました。
小さな雑貨屋さんの前に差し掛かった時に、携帯電話のメール着信音がなりました。
携帯電話を出してみると、アンテナが立っています。
嫁さんに状況をメールし、ホテルに予定していた時間につきそうにもないと連絡しました。
雑貨屋さんでお菓子を買ってエネルギーを補給してると、雑貨店のおばさんに、どこまで行くのと尋ねられました。
佐多岬まで行きますというと、峠があるから大変だよと言われました。
また峠か…
おまけに雨が降り出し、心が折れそうになりましたが、前に進まなければ安息は得られません。
再びBromptonを漕ぎだしましたが、Bromptonのライトはダイナモ式なので、低速だとライトが暗くて道が全く見えません。
普段、大阪の明るい夜に慣れていると、田舎の道はとてつもなく暗いことを忘れていました。
雑貨屋さんに引き返して懐中電灯をもとめると、単1電池を4本使う大型の懐中電灯しかありませんでした。
背に腹は替えられないので、その懐中電灯を買い求め、紐をもらってBromptonのハンドルに括り付けました。
再び雑貨店のおばさんに見送られて走り出し、真っ暗な峠を越えてホテルにたどり着いたのは、予定時間をはるかにオーバした時間でした。
そんな遅い時間についてしまったのに、ホテルの人は嫌な顔もせずにトビウオの刺身をはじめとした御馳走を出してくれました。
冷たいビールで御馳走に舌づつみを打ち、暖かい風呂に入って、やっと生き返った気持ちになりました。
今までの走ったうちで、今回が一番過酷なコースでした。
32日目
走行距離 128.0km(GPS計測)
総走行距離 3,205.2km
出発時間 09:15 (志布志)
到着時間 22:40 (佐多岬)
走行時間 13時間25分
平均速度 9.5km/h