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「名人」「王将」「竜王」「王座」「棋王」「叡王」「棋聖」「王位」

2020-06-28 14:03:08 | 米屋の親父のつぶやき
 現在、将棋には「8大タイトル」がある。

 「名人戦」
 最も格式があり歴史あるタイトルである。名人位は竜王位とともに将棋界の頂点とされている。
 江戸時代以来、近代まで将棋の「名人」は世襲制(ただし血縁絶対ではない、家元制・推挙制)であった。将棋界の近代化にあたり、江戸時代以来の終身位名人制を廃し、短期実力制によって名人を選ぶべく、1935年に第1期が開始された(第1期リーグ戦は1935年から1937年にかけての二年間)。

 名人位を通算5期以上獲得した棋士は、原則として引退後に、永世称号である永世名人を名乗ることができる。
他のタイトルの永世称号と異なり、「○世名人」という称号となる。これは、江戸時代から続く終世名人制を引き継ぐためであり、最初の永世名人である木村義雄は、関根金次郎十三世名人の次であるから十四世名人を名乗った。

 現名人は、第77期 豊島将之 名人。
 主催は、毎日新聞社・朝日新聞社


 「王将戦」
 1950年に一般棋戦として創設され、翌1951年(1期)にタイトル戦に格上げされた。
1950年、名人戦の契約を朝日新聞社に奪われた毎日新聞社が、王将戦を創設した。
 
 永世称号である「永世王将」は、王将位を通算10期以上保持した棋士に与えられる。

 現王将は、第69期 渡辺明 王将。
 主催は、スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社
 2019年度の第69期は、外食チェーン「大阪王将」を運営しているイートアンドが特別協賛に加わり、正式名称を大阪王将杯王将戦として開催された。


 「竜王戦」

 第1期は1987年であるが、前身の十段戦、さらにその前身の九段戦(第1期は1950年)から数えると、タイトル戦の中で名人戦(第1期は1935 - 1937年)に次いで2番目に長い歴史を有している。
 読売新聞社が主催していた「十段戦」が発展的に解消され、1988年に発足した。

 永世称号である永世竜王は、竜王位を連続5期もしくは通算7期以上保持した棋士に与えられる。

 現竜王は、第32期 豊島将之 竜王。
 主催は、読売新聞社
 優勝賞金は、4,400万円*「竜王戦」以外は非公表


 「王座」

 1953年に一般棋戦として創設(同年、囲碁の王座戦も開始)されたが、「王座戦」の棋戦名の命名は棋士の花村元司による。
1983年(31期)にタイトル戦に格上げされた。前身は「世代別対抗将棋戦」。

 永世称号である名誉王座は、王座を連続5期もしくは通算10期以上保持した棋士に与えられる。将棋界で主要な7大タイトル戦の永世称号として「永世」ではなく「名誉」を冠するのは、王座戦だけである(その他の棋戦ではNHK杯テレビ将棋トーナメントでも同じ要領で「名誉NHK杯」と紹介される。これはいずれも囲碁と同一スポンサーの提供による優勝杯をかけたものであるため)。
 他の永世称号と違い、現役のままでも満60歳に達すると名乗ることができるため、中原誠は60歳の誕生日である2007年9月2日から名誉王座を名乗っている。

 現王座は、第67期 永瀬拓矢 王座。
 主催は、日本経済新聞社

 「棋王」

 1974年に一般棋戦として創設され、翌1975年(1期)にタイトル戦に格上げされた。前身は最強者決定戦。

 永世称号である「永世棋王」の資格は、棋王位を連続5期以上保持した棋士に与えられる。

 現棋王は、第45期 渡辺明 棋王。
 主催は、共同通信社

 「叡王」

 2015年度に一般棋戦として第1期が開始され、2017年度の第3期からタイトル戦に昇格した一番新しいタイトル戦である。

 2020年1月現在、永世称号については未定である。

 現叡王は、第4期 永瀬拓矢叡王。
 主催は、ドワンゴ

 「棋聖」

 産経新聞社主催の棋戦としては、1951年に開始した一般棋戦の産経杯が源流である。産経杯は1954年に準タイトル戦の早指し王位決定戦となり、さらに1960年からはブロック紙三社連合の協力を得てタイトル戦の王位戦に格上げとなった。1962年に産経新聞は王位戦を離脱し、新たに棋聖戦を開始した。当初は年2回(前期・後期)開催だったが、1995年からは年1回に変更。2018年4月からはヒューリックが特別協賛に入り、正式名称をヒューリック杯棋聖戦とすることとなった。

 永世称号である永世棋聖は、棋聖位を通算5期以上保持した棋士に与えられる。

 現棋聖は、第90期 渡辺明棋聖。
 主催は、産経新聞社
 協賛は、ヒューリック

 「王位」

 1954年に産経新聞社主催の一般棋戦「産経杯」が準タイトル戦「早指し王位戦」(早指し王位決定戦)に発展的に解消されて始まった。1960年には、ブロック紙3社連合(北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社)が主催に加わり、正式にタイトル戦に格上げとなった。それまで、ブロック紙3社連合は、名人・A級棋士を対象にした名人A級勝抜戦とB級棋士を対象にしたB級選抜トーナメント戦という2つの一般棋戦を主催していたが、これらは全て王位戦に統合された。
1962年、産経新聞社は新たに棋聖戦を創設することになり、王位戦の主催から離脱した。その後、1967年に東京新聞社が中日新聞社に営業譲渡されたのに伴って、東京新聞社主催の東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦も統合され、東京新聞にも王位戦が掲載されることになった。さらに、1973年には神戸新聞社が、1984年には徳島新聞社が主催に加わり、現在は北海道新聞・中日新聞(東京新聞を含む)・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の5紙主催となっている。

 永世称号である永世王位は、王位を通算10期もしくは連続5期以上保持した棋士に与えられる。

 現王位は、第60期 木村一基王位。
 主催は、ブロック紙3社連合・神戸新聞社・徳島新聞社

*Wikipedia より
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<2020年上期ヒット商品番付> 西 関脇 テークアウト

2020-06-28 11:46:35 | 米屋の親父のつぶやき
 西 関脇 テークアウト コロナ枠

 外出自粛&営業自粛で、飲食店は「TAKE OUT」を充実、消費者も同調。

 コロナであっても繁盛したのは「容器メーカー」だったりして(笑
 「エフピコ」の業績はとってもよかったらしい(笑


 それより気になったのが、日経MJでは「テークアウト」と表記されていること。

 私は以前から「テイクアウト」と書いていたのですが、媒体によっては違うらしい。
 テレビ-放送用語委員会では2015年に「テイクアウト」に統一されている。
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<漢字検定> 準2級 -四字熟語 15. 回答 16.出題

2020-06-28 07:05:55 | 漢字検定
 前回の回答

 ( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
 じゅ・さ・ば・ぎょう・じん・かく・ろう・じょう・けい・じゃ

 ① 棄( )従正-棄邪従正-きじゃじゅうせい
   →類義語 改邪帰正 悪い行いをやめて、正しいことをするように改心すること。

 ② 如意宝( )-如意宝珠-にょいほうじゅ
   一切の願望が自らの意に添ってかなえられるという、不思議な玉のこと。

 ③ 易往易( )-易往易行-いおういぎょう
   往生が容易で、そのための修行も容易であること。念仏の道をいう。また、浄土門のこと。行いやすい平易な修行で、極楽往生できるという教え。
   ▽「往」は極楽往生すること。「行」は修行すること。浄土宗の他力本願の教え。阿弥陀如来にすがって、「南無阿弥陀仏」と唱えれば、極楽往生できると説くもの。

 ④ 水村山( )-水村山郭-すいそんさんかく
   水辺の村と山辺の村。もとは、中国江南地方の、のどかな農村風景のこと。

 ⑤ ( )言逐語-尋言逐語-じんごんちくご
   仏教の言葉で、経典の文字や言葉の解釈だけを考え、本質を理解しようとしないこと。
   「言を尋ね語を逐う」とも読む。

 ⑥ 右往( )往-右往左往-うおうさおう
   混乱しうろたえて、右に行ったり左に行ったりすること。また、混乱して秩序がないたとえ。
   ▽「往」は行く意。「左」は「ざ」とも読む。「左往右往」ともいう。

 ⑦ 一( )永逸-一労永逸-いちろうえいいつ
   一度苦労すれば、その後長くその恩恵を被り、安楽な生活を送ることができること。また、ほんの少しの苦労で、多くの安楽が得られること。
   ▽「一労」は一度の苦労、少しの苦労。「永」は長くの意。「逸」は安楽・利益の意。「一たび労して永く逸んず」と訓読する。出典では「一労久逸」とある。

 ⑧ 気炎万( )-気炎万丈-きえんばんじょう
   意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。多くは意気盛んな談論についていう。
   ▽「気炎」は炎が燃え上がるように盛んな気勢。意気込み。「万丈」は非常に高いこと。「丈」は長さの単位。気勢を上げるのを高く燃えあがる炎にたとえたもの。「炎」は「焔」とも書く。

 ⑨ 万( )奔騰-万馬奔騰-ばんばほんとう
   多くの馬が走ったり跳ねたりするように、勢いのきわめて盛んなさま。
   ▽「奔」は勢いよく走る意。「騰」は高くとび跳ねる意。

 ⑩ 直情( )行-直情径行-ちょくじょうけいこう
   感情の赴くに任せて思うとおりに行動すること。
   ▽「直情」はありのままの感情、「径行」は思うことを曲げないで、そのままに行動すること。「情を直くして径ちに行う」と訓読する。

 今回の出題

  ( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
 しゃ・か・こん・しょう・ぷ・きょく・きょう・わ・でい・ぎ

 ① ( )人才子

 ② 匹夫匹( )

 ③ 漸入佳( )

 ④ 異( )同工

 ⑤ 回光反( )

 ⑥ 他人行( )

 ⑦ 合水( )泥

 ⑧ ( )本逐末

 ⑨ 雲( )万里

 ⑩ 多( )多情

 回答は次回へ。

 *漢字検定Web問題集 HP より
 * 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより 
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<プライドフィッシュ> 宮城-夏 表浜アナゴ

2020-06-28 06:52:10 | 食品
 旬:6~8月 長い歴史を持つ隠れた名産地。見た目、味ともに抜群です

 プライドストーリー:90年の歴史の中で変わらず受け継がれる漁法が高品質なアナゴの秘訣
 宮城県内では古くから行われているアナゴ漁。年間300~600tの水揚げがあり、実は全国トップクラスの水揚げ量を誇る隠れた名産地となっています。「北限のアナゴ」や「牡鹿アナゴ」とも呼ばれ、築地市場等で高い評価を受けている一方で、県内には出回ることが少ないので、意外にも県民にはあまり知られていません。
 県内随一の水揚げ量を誇る石巻市表浜地区でアナゴ漁が始まったのは、約90年前の大正時代末期。当時から変わらない漁法は、暗く狭いところを好むアナゴの習性を利用したアナゴ筒漁です。筒状の漁具におびき寄せるこの方法は、同じくアナゴ漁に用いられる底引き網漁とは違い魚体を傷つけないのがポイント。ストレスに弱く、味が落ちやすいアナゴにはぴったりの漁法です。アナゴ筒漁で獲られたアナゴは、寿司屋や料亭でも重宝される絶品です。

 水揚げ漁港や漁法:恵まれた環境で育つ宮城県のアナゴ。大きさも脂のりも格別です
 量・質ともに有数のアナゴ生産地である宮城県。その秘訣は地形です。仙台湾は親潮と黒潮がぶつかる潮目に位置し、プランクトンが豊富で、多くの生物が活発に活動している世界でも有数の漁場です。南西諸島の南の海域で生まれたアナゴの仔魚(レプトケファルス)は黒潮に乗って北上し、日本各地の沿岸域に着き、そこで1~2年かけて皆さんが知るアナゴに成長します。宮城で獲れるアナゴは穏やかな海を好み、湾に生息する多種多様な生物をエサとするアナゴ。抜群の環境で育つ仙台湾のアナゴは、大きさと脂のりが別格です。また、仙台湾で獲れるアナゴはほとんどがメスですが、メスはオスに比べてよく成長し、形も美しいのが特徴。仙台湾のアナゴが高品質である理由の一つです。
 北日本の一部ではアナゴのことを「ハモ」と呼ぶ地域もあり、アナゴ筒漁も「ハモ胴漁」と呼ばれています。
アナゴの水揚げ量は2~6月に黒潮に乗ってやってきたアナゴの仔魚の来遊量によって左右さるため、宮城県では安定的かつ持続的にアナゴが獲れるよう、30㎝未満のアナゴは漁獲しても、再放流するなどの資源保護に努めています。
 アナゴの旬は6月~8月。その期間に水揚げされるアナゴのなかでも腹部が飴色(黄金色)に輝いているのがおいしいアナゴです。
*プライドフィッシュHP より

  宮城や岩手の浜での通り名は「ハモ」もしくは「ハム」。天ぷらやすしねたとして供されるアナゴのことだ。夏場が旬で、新鮮なものは刺し身でも。関西で食される同じウナギ目の「ハモ」とは魚種が異なるのに、うねうねした姿形が似ているからなのか、同じ名で呼ばれている▼漢字で書くと「穴子」。文字通り岩の隙間や砂の中など狭い場所を好む。漁はその習性を利用する。細長いパイプ(筒)を何百本も海底に投げ入れ、誘い込んで取る。仙台湾は全国屈指の好漁場の一つだ。特に牡鹿半島南東の石巻市表浜を中心に水揚げされる「表浜アナゴ」は市場関係者に高い評価を受ける▼評判の良さは謎に満ちたアナゴの生態と関係があるようだ。仙台湾ではどういう訳か雌ばかりが漁獲される。雌は雄に比べ成育が良く魚体が大きい。それが身の厚さや脂の乗りにつながっているという▼長年分からなかった産卵場所が、日本最南端沖ノ鳥島の南方海域であることが近年の研究で突き止められた。ただ、日本沿岸に北上するルートや、仙台湾などの個体の大半がなぜ雌なのかは不明のままだ▼表浜の漁は大正末期に始まったとされ、恵みに感謝する供養祭も執り行われる。東日本大震災の絶望的な被害から立ち上がり、漁師たちは伝統漁を守り続ける。(2019.7.28)河北新報

 大阪では「瀬戸内」や「大阪」の穴子が有名。
私の住む「堺」では名物もあるほど。しかし最近では「大きな穴子」を売っていることは少ない。
「鰻」の漁獲高が減少する中、「鱧」と並んでもう少し「夏の代表食」「スタミナ食」とならないものか?
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