「てんこ小豆」
【生産地】県内全域
【特徴】てんこ小豆(天向、天甲など)、県南では、ならじゃ豆とも言われ、赤飯には欠かせないササゲ。色は赤紫でお祝いの赤飯の他、仏事の黒飯に用いられる。赤飯にしたときの色の濃さ、艶のよさが特徴。
【食味】小豆は崩れ易く胴割れすることから、縁起のため黒ささげを使ったと言われている。赤飯に使われる。
【来歴】あずきは、古来人が常食とする五種の穀物「五穀」のうちのひとつ。弥生時代には栽培されていたと言われている。秋田では黒ささげを「てんこ小豆」と呼ぶ。
【時期】8月~10月
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-16 より
秋田ならでは!お赤飯「てんこ小豆」~秋田の伝統野菜だよ~
2017年4月6日
お祝いのときに作るお赤飯!
県内ではそのお赤飯に「秋田ならでは」があるんです!
それは、お赤飯に使う「小豆」が「てんこ小豆」だということ!!
てんこ小豆は 呼び名で、種類名は「黒ささげ」
豆の色が「黒い」のです。
煮ると煮汁には、重厚な黒とにじむような紫を帯びます。
サヤが、天に向かって伸びることから「天甲小豆」の呼び名がついたとも
言われています。県南では「ならじゃ豆」とも呼ばれているそう。
この煮汁と てんこ小豆で 炊いたお赤飯の色!は「秋田ならでは」の色なのです。
かおりも炊いてみました!炊飯器でも炊けましたよ
作り方を教えて下さったのはてんこ小豆を扱う小野商店 小野ちや子さん。
小野さんは、オギャーと生まれたとき(に、お祝いで作ってもらった)
お赤飯から「てんこ小豆」のお赤飯だったそう。
「黒紫がかかった赤色のお赤飯は、
てんこ小豆とお米がとても仲良くなり、ムチムチっとしてとても美味しい!」と小野さん。
てんこ小豆自体も、ほくほくとしています。
秋田では 縁起を担いでこの「てんこ小豆」のお赤飯を作ってきたと
言われています。
それは、お赤飯を炊いたときに、豆が割れずふっくらとしているから。
一般的な小豆は、煮崩れると豆の中心で胴割れします。
それが、武士の切腹を連想するとして、秋田の人は避けてきたのだそう。
昔の人のイマジネーションには敬服します。
てんこ小豆は、皮がしっかりとしていて胴割れしにくいためお赤飯には「てんこ小豆」として受け継がれてきたのだとか。
しかし、栽培には手間がかかり、収量も赤い小豆の半分ほどということで、栽培する人が減ってきているのだそう。
小野商店には、仙北や南外のてんこ小豆が並んでいました。
お祝い事や仏事などで、受け継がれてきたてんこ小豆のお赤飯。
「秋田ならでは」があると思いながら、口に運んで大切に伝えていきたいですね!!
春のお彼岸を過ぎると、在庫がぐっと減るというてんこ小豆。
次の収穫まで 増えることはありません
小野商店(秋田市民市場斜め向かい 矢留商店内)は、お盆の需要期まで
てんこ小豆を並べられるよ!ということです。
*https://www.akita-abs.co.jp/blog/radipal/archives/6200 より
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