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<伝統野菜> 秋田 てんこ小豆

2021-06-27 09:39:38 | 伝統野菜

 「てんこ小豆」

 【生産地】県内全域

 【特徴】てんこ小豆(天向、天甲など)、県南では、ならじゃ豆とも言われ、赤飯には欠かせないササゲ。色は赤紫でお祝いの赤飯の他、仏事の黒飯に用いられる。赤飯にしたときの色の濃さ、艶のよさが特徴。

 【食味】小豆は崩れ易く胴割れすることから、縁起のため黒ささげを使ったと言われている。赤飯に使われる。

 【来歴】あずきは、古来人が常食とする五種の穀物「五穀」のうちのひとつ。弥生時代には栽培されていたと言われている。秋田では黒ささげを「てんこ小豆」と呼ぶ。

 【時期】8月~10月

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-16 より

 

 秋田ならでは!お赤飯「てんこ小豆」~秋田の伝統野菜だよ~
 2017年4月6日
 お祝いのときに作るお赤飯!
 県内ではそのお赤飯に「秋田ならでは」があるんです!
 それは、お赤飯に使う「小豆」が「てんこ小豆」だということ!!

 てんこ小豆は 呼び名で、種類名は「黒ささげ」
 豆の色が「黒い」のです。
 煮ると煮汁には、重厚な黒とにじむような紫を帯びます。
 サヤが、天に向かって伸びることから「天甲小豆」の呼び名がついたとも
言われています。県南では「ならじゃ豆」とも呼ばれているそう。

 この煮汁と てんこ小豆で 炊いたお赤飯の色!は「秋田ならでは」の色なのです。

 かおりも炊いてみました!炊飯器でも炊けましたよ
 作り方を教えて下さったのはてんこ小豆を扱う小野商店 小野ちや子さん。

 小野さんは、オギャーと生まれたとき(に、お祝いで作ってもらった)
 お赤飯から「てんこ小豆」のお赤飯だったそう。

 「黒紫がかかった赤色のお赤飯は、
 てんこ小豆とお米がとても仲良くなり、ムチムチっとしてとても美味しい!」と小野さん。
 てんこ小豆自体も、ほくほくとしています。

 秋田では 縁起を担いでこの「てんこ小豆」のお赤飯を作ってきたと
言われています。

 それは、お赤飯を炊いたときに、豆が割れずふっくらとしているから。

 一般的な小豆は、煮崩れると豆の中心で胴割れします。
 それが、武士の切腹を連想するとして、秋田の人は避けてきたのだそう。
 昔の人のイマジネーションには敬服します。

 てんこ小豆は、皮がしっかりとしていて胴割れしにくいためお赤飯には「てんこ小豆」として受け継がれてきたのだとか。

 しかし、栽培には手間がかかり、収量も赤い小豆の半分ほどということで、栽培する人が減ってきているのだそう。

 小野商店には、仙北や南外のてんこ小豆が並んでいました。

 お祝い事や仏事などで、受け継がれてきたてんこ小豆のお赤飯。
 「秋田ならでは」があると思いながら、口に運んで大切に伝えていきたいですね!!

 春のお彼岸を過ぎると、在庫がぐっと減るというてんこ小豆。
 次の収穫まで 増えることはありません
 小野商店(秋田市民市場斜め向かい 矢留商店内)は、お盆の需要期まで
てんこ小豆を並べられるよ!ということです。

*https://www.akita-abs.co.jp/blog/radipal/archives/6200 より


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