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<伝統野菜> 徳島 源平いも

2023-12-22 08:05:04 | 伝統野菜

 「源平いも」

 【生産地】三好市東祖谷(ひがしいや)、西祖谷山村(にしいややまむら)地域、つるぎ町(旧:一宇村(いちゆむら))

 【特徴】小さなじゃがいも。品種の特性上、大きくは育たず、平均して卵大である。

 【食味】味は濃く、煮くずれしない。

 【料理】おでん・カレー等の煮物に最適。“でこまわし”と呼ばれる田楽(じゃがいも・石豆腐・こんにゃくを串に刺し、ゆずみそを付けて火であぶったもの)に使われる。

 【来歴】地元では「ごうしゅいも」「ごうしも」「おくいも」「ほどいも」などと呼ぶ。

 東祖谷村史によると1860(万延元)年頃に栽培が始められたとされる。原種に近いじゃがいもであり、先祖代々受け継がれ、現在も昔ながらの方法で栽培している。日本に初めてじゃがいもが伝来されたのは、1598(慶長3)年とされるから、そこから200年以上経って栽培されたことになる。
 東祖谷は、昔、平家の落人が逃げのび住み着いたとされる地である。ほとんどが自家消費されていたが、1990年頃から地域活性化のための商品化が検討されはじめ、1997(平成9)年度から「地域特産作物発掘導入促進事業」において、東祖谷山村、西祖谷山村、一宇村で商品化への取り組みを開始した。「ごうしゅいも」は、大きく「赤いも」と「白いも」に分かれ、さらにいくつかの系統が混在している。1999(平成11)年、JA阿波みよしは、この地にだけ生育する地域限定作物「ごうしゅいも」の商品化にあたり商品名を検討する際、「赤いも」と「白いも」があることから、都を追われ祖谷地方に落ち延びた平家の一族に重ね合わせ、赤芋を平家(へいけ)、白芋を源氏(げんじ)にみたて、「源平いも」と命名し販売を開始した。

 【時期】9月~3月

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D36-%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E7%9C%8C/#i-11 より


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