「ぴりっと辛くてほろっと苦い 日野菜かぶ 〜滋賀・日野町〜」 2023年11月13日
「日野菜かぶ」のふるさと、滋賀県日野町。原種を地域で守り継いでいます。そのままでは辛く苦い日野菜かぶは漬け物にすると大変身!ほどよい風味でごはんが止まらない!
滋賀県の南、日野町に、食材ハンター・武藤十夢さんが美味の秘密を探ります。この地はかつて琵琶湖があった場所で、土壌は硬くなりやすい性質。それを利用し、生産者はぎりぎりまで間引かずストレスをかけ、辛くて苦味のある日野菜かぶの栽培を行ってきました。地元では各家庭秘伝の漬け物コンテストを行ったり、漬け物以外にも、ソテーやソースなどの新しい日野菜メニューも考案。辛くて苦い日野菜かぶの華麗なる変身をご覧あれ!
「うまいッ!」の秘密
漬物にかかせない歯ごたえ。そのひみつは砂交じりの土壌に!およそ200万年前、日野町は琵琶湖の原型となる湿地帯があったされ、土壌には砂が多く含まれています。そのため、排水性が高く、さらに雨などによって硬くなっていく性質を持っています。この特性が日野菜かぶのスラリとした形と、歯ごたえを生んでいるんです。
ピリッと辛くて、ほろっと苦い、日野菜かぶ独特の風味は、間引きの工夫によって高められています。間引きをできるだけ遅くすることで、日野菜かぶが栄養を取り合うことでストレスを感じ、辛み成分が増えるんです。また、苦みのもとになるアントシアンの紫も色濃く出ます。競争させることで辛み・苦みを高めているんです。
「日野菜を使った料理レシピ」について
「ローストビーフの日野菜ソース仕立て」
<材料>2人分
・日野菜(紫色の部分):1本分
・ローストビーフ(市販):適量
・オリーブ油:60ml
・リンゴ酢:30ml
・塩:2つまみ
・砂糖:2つまみ
・こしょう:適量
<作り方>
1) オリーブ油、リンゴ酢、塩、砂糖、こしょうをボウルに入れて混ぜる。
2) 日野菜カブの紫色の部分をすりおろし、1)に加えて混ぜればソースのできあがり。
3) ローストビーフにかけて食べる。
「日野菜のバターソテー」
<材料>2人分
・小ぶりの日野菜カブ(間引き菜):4~5本
・バター:10g
・塩、こしょう:適量
・しょうゆ:小さじ1
・サラダ油:適量
<作り方>
1) 間引き菜の葉先をカットする。
2) 熱したフライパンにサラダ油、1)を入れ、塩・こしょうで味付けし、焦げ目がつくまで炒める。
3) 焦げ目がついたら、バターを入れ、全体になじませ、馴染んだらしょうゆ加えて 軽く炒めればできあがり。
*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/B1YM3N1753/ より
日野町では「日野菜」を積極的にPRしています。最近では「日野菜焼酎」も開発。これからも注目していきます。
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